日韓両政府は8日、日本政府が保管する朝鮮王朝ゆかりの「朝鮮王朝儀軌(ぎき)」などの図書1205冊について、韓国側に引き渡すことで合意した。 前原外相と韓国の金星煥(キムソンファン)外交通商相が8日夜、電話会談で確認した。日本政府は近く、閣議決定する見通し。 外相は同日夜、外務省で記者団に「今後の日韓の未来志向の協力関係強化になる。スピーディーに合意できたことはよかった」と述べた。 13日から横浜市で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で来日する李明博・韓国大統領と菅首相の日韓首脳会談の際、両首脳間で正式合意する。韓国側は年内の引き渡しを求めており、実際の引き渡しには譲渡協定が必要になることから、政府は今国会での協定成立を目指す考えだ。 儀軌などの引き渡し方針は、政府が今年8月に閣議決定した日韓併合100年の「首相談話」に盛り込まれた。
大阪府岸和田市のだんじり祭りで、同市三田町の曳行組織メンバーから暴行を受けた男性の家族に被害届の取り下げを迫ったとして、大阪府警捜査4課と岸和田署は8日、同組織代表の会社員永野敏隆(38)、副代表の塗装工杉本浩志(36)の両容疑者(いずれも同市三田町)を証人威迫容疑で逮捕した。 事件を巡っては、同組織に所属する男性(29)が、10月の同市山手地区のだんじり祭りの際、だんじりの屋根の上で指揮を執る花形の「大工方」になりたいと申し出たことに対し、9月26日夜、組織メンバー3人が「生意気だ」などと言って男性に暴行を加えたとして、府警が傷害容疑で逮捕している。 発表によると、永野容疑者らは、男性が傷害容疑で同署に被害届を出したことを知り、9月30日と10月1日の夜、地区の公民館などに男性の父親(58)を呼び出し、「被害届を取り下げないとだんじりが曳けない」などと威迫した疑い。
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