【広州=川上尚志、北京=多部田俊輔】新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大が中国の製造業を直撃している。発生地の湖北省武漢市は素材、自動車、ハイテクと幅広い産業が集まる戦略都市だが、春節(旧正月)休暇前に始まった他省との交通封鎖の範囲は広がっており、企業の休業が長引く恐れが強まっている。物流が滞れば中国全体の生産が低迷し、世界貿易が縮小するリスクが高まる。新型肺炎の感染拡大は続き、省都の武漢市
「内定辞退セット」が世間をお騒がせしている。これは私が内定辞退の仕方のマニュアルを執筆し、便箋・封筒をセットにして監修し、昨年末に販売を開始したものだ。テレビをはじめ、各マスコミからお問い合わせいただき、品薄状態になっているという情報もあるが、大学生協には並んでいるはずだ。以前からこのコラムやネット媒体などで「内定辞退」については、何度も説明してきたつもりだが、力不足でなかなか周知できない。「
首都を含む多くの都県に「特別警報」が発令され、身近な河川が氾濫する事態を「自分の身に起きうること」と予期していた市民は、どれほどいただろうか。近年、頻発する災害は行政が主導してきた防災対策の限界を示し、市民や企業に発想の転換を迫っている。2011年の東日本大震災は津波で多数の死傷者を出し、防潮堤などハードに頼る対策の限界を見せつけた。これを教訓に国や自治体は、注意報や警報を迅速に出して住民の命
語学の勉強をしなくても世界の人々と意思疎通できる時代がやってきた。人工知能(AI)を用いた「ニューラル機械翻訳(NMT)」技術が猛烈な勢いで発展しているからだ。言葉の壁は大幅に低くなった。翻訳業界は再編が始まった。街中では自動翻訳機が急増中で、観光業界や店舗、運輸、病院などに普及し始めた。将来的には自動翻訳機が1人に1台、普及する可能性も出てきた。【次回記事】自動翻訳機、1人1台時代へ 観光・交通で活躍30年分の技術を一気に凌駕「翻訳業界全体が、雷に打たれたような衝撃を受けた。これは50年に一度の破壊的技術であると」──。自動翻訳サービスを手掛けるXtra(エクストラ、東京・千代田)社長でロゼッタ執行役員の古谷祐一氏は
「利用監視で怪しい取引から守れると思った。当時の判断は適当ではなかった」。スマートフォン決済サービス「セブンペイ」の終了を発表したセブン&アイ・ホールディングス(HD)の1日の記者会見。運営子会社のセブン・ペイ取締役の奥田裕康(43)はセキュリティー対策の甘さを問われ、こう答えた。同サービスは7月1日の開始後すぐに不正利用が発覚した。わずか1カ月で退場の決断を迫られたが、つまずきの要因は2018年12月にあった。【次回記事】「うち以外淘汰される」 自信のセブン暗転セブンペイは18年2月の開発当初、単独のスマホアプリを予定していた。だが、18年12月、
日経の記事利用サービスについて 企業での記事共有や会議資料への転載・複製、注文印刷などをご希望の方は、リンク先をご覧ください。 詳しくはこちら ティム・クック氏が米アップルの最高経営責任者(CEO)に就任するかなり前、まだ同社のサプライチェーンのコスト削減を担当していた時、中国のある供給元に問題があることが判明した。 「これは大問題だ。誰かが中国に行って対応すべきだ」と彼はある部下に言った。30分後、部下の1人がまだ席にいるのを見たクック氏は「君はなぜまだここにいるんだ」と静かに尋ねた。するとその幹部はすぐに立ち上がり、そのまま車でサンフランシスコの空港に直行し、中国行きの航空券を購入した。 この話はウォルター・アイザックソン氏によるアップルの創業者スティーブ・ジョブズ氏の伝記に記されている。ジョブズ氏が2011年10月にがんで死去する直前にCEO職を同氏から引き継いだクック氏の経営スタイ
【シリコンバレー=白石武志】米アップルは29日、「iPhone」などの自社製品向けのアプリ配信サービスに登録申請されるアプリのうち、40%をプライバシー上の懸念などを理由に却下していると明らかにした。アプリ審査の実態を開示して事業モデルへの理解を広め、アップルが支配的な権限を不当に利用していると主張しているソフトウエア開発者らの批判をかわす狙いとみられる。29日未明に米国の自社サイトにアプリ配
「強敵と思っていたけれど、どうやら違うようだ」――。SUBARU(スバル)で、中型の多目的スポーツ車(SUV)「フォレスター」を開発する技術者らがほっとする。ホンダが2018年11月に国内で発売する「CR-V」のハイブリッド車(HEV)と、事実上競合しないからだ。CR-VのHEVは、約378万円から。フォレスターHEVの約310万円からに比べて、70万円近く高い。車両寸法は近いが、消費者が見比べ
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