ここでは、AVRでプログラムを作る際の標準的な開発環境である、AVR Studioを使ってプログラムを開発する手順を解説します。まずは、無償で入手できるAVR StudioとWinAVR(gcc)をインストールして、アセンブラとC言語が使える環境を整ます。次に、簡単なプログラムを作り実際にターゲット・ボードに書き込んで動作確認するところまでを解説します。AVR Studioに付属のソフトウェア・シミュレータについても簡単に説明します。 まだAVRを使ったことのない人向けに、AVRプログラミングの導入として最低限必要な事柄を中心に何回かに分けて解説して行く予定です。 よく、PICと対比されるAVRですが、筆者がAVRを使い始めたのは最近のことです。PICのアセンブラに比べると、AVRのアセンブラは癖が少なく、なじみやすいもので、初心者にも適していると思います。無償でCコンパイラが入手できる