日課の監視業務に勤しんでいたところ、鴻巣のはてブで相対的貧困率とかいう指標の話を見つけた。 子どもたちは、また、どうでもいい言い争いをするのだろうが、恐らくは、誰一人として、どのようにしてその結果が出たのかは問わないだろう。 幾らでも数字をいじれる困った指標ではあるが、恣意的だから役に立たないとは言えないので、とりあえず指標そのものの是非は問わない。 【統計】 アルフレッド・マーシャルが貧困の撲滅を掲げてからかなりの時間が経った。30ポンドの収入だった労働者たちが150ポンドの収入になったのかどうかは定かでないが、幾つもの指標が必要になるほど人間が豊かになったのは間違いないだろう。 失業が死を意味しなくなったこの驚くべき時代にさえ、結局、失業のモデルは明らかでない。だいたい、フィリップス曲線についてさえ、まだよく理解できているとは思えない。あなたがマネタリストでなければ、だが。 それはとも