ブックマーク / ameblo.jp/war (3)

  • 『統計が統計に統計する統計』

    日課の監視業務に勤しんでいたところ、鴻巣のはてブで相対的貧困率とかいう指標の話を見つけた。 子どもたちは、また、どうでもいい言い争いをするのだろうが、恐らくは、誰一人として、どのようにしてその結果が出たのかは問わないだろう。 幾らでも数字をいじれる困った指標ではあるが、恣意的だから役に立たないとは言えないので、とりあえず指標そのものの是非は問わない。 【統計】 アルフレッド・マーシャルが貧困の撲滅を掲げてからかなりの時間が経った。30ポンドの収入だった労働者たちが150ポンドの収入になったのかどうかは定かでないが、幾つもの指標が必要になるほど人間が豊かになったのは間違いないだろう。 失業が死を意味しなくなったこの驚くべき時代にさえ、結局、失業のモデルは明らかでない。だいたい、フィリップス曲線についてさえ、まだよく理解できているとは思えない。あなたがマネタリストでなければ、だが。 それはとも

    『統計が統計に統計する統計』
  • 『ゾニーの身体性』

    あるとき、受けてもいない京都大学の合格発表を見に行った。 ちょうど何かの学会の発表が行われていた。そこで、無料でも見学できるパネル展示を眺めていたところ、コミュニケーションにおいて音声が他の個体に与える影響についての研究が貼られていた。つまり、意味内容を伴った言語ではなく、単純な音そのものが他の個体に与える影響についてである。もちろん、動物の叫び声とて、仲間などにある種の感情を喚起するという点で無意味ではないのだが、そういうことではない。私の目が釘付けになったのは、音を他に発すること、それ自身が何かを生成するという仮説だった。それが言語が生成される過程の研究だったのか、あるいは文化の生成過程のそれだったのか、そこまでは覚えていない。とにかく、そのことが心に焼きついたまま会場を後にした。 不立文字ではないが、元々私は言語に懐疑的だった。特に、宗教的内容を言語によって伝える限界について、常に意

    『ゾニーの身体性』
  • 『喜劇の誕生』

    自衛隊が勝利するセカイ。 人口の10%が、数学や物理学、あるいは「正統な」学術訓練を修了したとき。 【1度目は悲劇】 某学科長と話をしたときのこと。 よく訓練されたVCを強く社会が要請しているという話をしていたところ、学科長が似たような話を聞いたことがあると返してきた。なんでも、財務省に行った卒業生が、自分たちから見るとメチャクチャなことを内部でやっているということを以前語っていたそうだ。 J隊やお役所がどうしようもないだけなら言い訳もつくが、財務でも結局は同じという話。 【なめらかな不勉強】 特定の手法を身につけた職人だけではなくて、結局のところアレをアレできるアレが常に大量に必要とされているのであり、つまり"study hard"。 【ホッブズ的セカイ】 万人が万人に対して不勉強ゆえ無意識のうちに闘争している。 自分が何をしているのか分かるようになれば、勉強は8割修了であることだ。

    『喜劇の誕生』
    YOSHIKO-MORy
    YOSHIKO-MORy 2009/02/09
    「自分が何をしているのか分かるようになれば、勉強は8割修了であることだ。」
  • 1