本の紹介と素材-13Jmに関するYOWのブックマーク (2)

  • 【文献紹介】A. W. イートン「賢明な反ポルノフェミニズム」前編 - 境界線の虹鱒

    Eaton, A. W. 2007. “A Sensible Antiporn Feminism.” Ethics 117(4):674–715. ポルノグラフィをめぐっては、日でもネットなどでしばしば論争になる。しかしそうした “論争” は、対立する双方が論点を共有していないことも多く、往々にして不毛な議論になりがちである。実り多き議論のために、まずは「フェミニズム的なポルノ批判がどのような論理に立脚しているのか」を確認する必要があるだろう。今回取り上げる論文は、反ポルノフェミニズムの論理を基礎から徹底的に論じるものであり、賛同するにせよ批判するにせよ、議論の出発点になりうる研究である。早速文の内容に入っていこう*1 イントロダクション 1. 有害仮説――そもそもなぜポルノが問題なのか 2. 害の分類――ポルノにはどのような問題がありうるか イントロダクション アメリカではポルノをめ

    【文献紹介】A. W. イートン「賢明な反ポルノフェミニズム」前編 - 境界線の虹鱒
  • 【文献紹介】A. W. イートン「賢明な反ポルノフェミニズム」後編 - 境界線の虹鱒

    前回の記事の続きです。 前編では、「そもそもなぜポルノが問題なのか」「ポルノは具体的にどのような害をもたらしうるのか」を議論した。後編では、そうした有害仮説について、実証面での議論を進めていく。なお論文中で言及される先行研究については、原文にてご確認ください。*1 3. 原因モデルを評価する 4. 原因の探求 5 さらなる省察のための反論と問題 6 結論 関連記事 注釈 3. 原因モデルを評価する 「ポルノグラフィが性差別や性暴力の「原因である(cause)」と主張するとき、「原因である」とはどのような意味だろうか? Eatonは以下のような定義を採用する。 (i) xがyより早く起こり、(ii) xが起きた場合にyが起こる蓋然性が、xが起きなかった場合にyが起きる蓋然性よりも高い場合にのみ、xがyの原因である。(p.696) この定義を踏まえて、以下ではポルノ批判に対する反論として挙げら

    【文献紹介】A. W. イートン「賢明な反ポルノフェミニズム」後編 - 境界線の虹鱒
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