前回 に引き続きAMDのロードマップアップデートをお届けしよう。今回はGPUの話だ。といってもCESで公開されたのはNavi 24ベースのRadeon RX 6400/6500 XTと、モバイル向けのRadeon RX 6000S/6000Mシリーズのみである。 Radeon RX 6000S/6000Mは、一部Navi 24ベースの製品も含まれるが、Navi 22/23ベースの動作周波数違いのものがメインであり、その意味では完全に新製品と言われるのはNavi 24ベースの何製品かでしかない。このうち、デスクトップ向けとなるRadeon RX 6500 XTに関してはすでにKTU氏のレビューも掲載されており、お読みになった方も多いかと思う。 CU数を絞り込み、これにともないインフィニティー・キャッシュは16MB、メモリーも64bit幅と非常に厳しいメモリー帯域に絞った関係で、性能を発揮でき
連載635回でFrontierに納入される予定のRadeon Instinctの構成をいろいろ説明したが、“AMD Accelerated Data Center Premiere”では当然こちらの説明もあったので、答え合わせも兼ねてご紹介したい。 ちなみに発表記事で簡単にRadeon Instinct MI200シリーズの概要が紹介されているが、細かい製品仕様の話は最後にする。 1つのパッケージに2つのダイを搭載した見事な構成の Radeon Instinct MI200シリーズ 連載635回のノード構成推定図で「1つのRadeon Instinctと描いたものが、2つのRadeon Instinctを搭載したモジュールだと仮定すると、このギャップはもう少し縮まる」と書いたが、実際に発表されたRadeon Instinct MI200シリーズは見事に、1つのパッケージに2つのダイを搭載し
初代〜最新Ryzenの性能比較をするなら、物理8コアモデルが最適だ。4年の歳月はRyzenにどの程度のパフォーマンスゲインをもたらしたのだろうか? 近年のCPUパフォーマンス競争における大きな分岐点といえば、2017年2月に発売されたAMDのRyzen 1000シリーズ、いわゆる“Zen”世代のRyzenが登場した時だ。 その後、RyzenはZen+、Zen 2と順調にアーキテクチャーを更新し、Zen 2では物理12コアどころか16コアモデルまで投入して世間を沸かせた。昨年7月に発売された“Zen 3”世代のRyzen 5000シリーズでは、長年の弱点であった内部レイテンシーを大幅に抑える設計を採用したことで、さらにパフォーマンスを伸ばした。 ライバルであるインテルがプロセスルールの微細化に手間取る一方で、AMD(とTSMC)は14nm→12nm→7nmと順調にモノにした。上位モデルの製品
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く