イスラエルのNPO団体「スペースIL」は、以前に失敗した月面着陸ミッション「ベレシート」の再実施をやめると発表しました。 スペースILは、「ベレシートの月への旅立ちは、大きな成功をもたらした。同様のミッションを再度実施するかわりに、ベレシート2.0には別の目標を定める」と伝えているのです。 ベレシートは2019年4月、月に到達したものの表面への軟着陸に失敗しました。もしこのミッションが成功していれば、イスラエルは4カ国目の月面探査の実施国となり、さらには初となる民間資本による月面探査が達成されたはずでした。 現時点では、スペースILの新たな目標は明かされていません。しかし、民間開発による探査機が月面に到達したのは、確かに大きな偉業といえそうです。 Image: スペースIL ■After Failed Beresheet Landing, SpaceIL Will Go Someplace