子どもの理科離れが指摘されるなか、東京・港区は科学にもっと関心を持ってもらおうと、すべての区立中学校に理科の実験などの支援をする理系の学生を配置して、授業を充実させる取り組みを始めることになりました。 子どもの理科離れの実態を把握しようと、小学6年生と中学3年生を対象にした全国学力テストで去年、初めて理科が実施され、基礎的な知識をもとに実験や観察結果を分析し、説明する力に課題があることが分かりました。 このため、東京・港区は科学への関心を高めてもらおうと、理科の実験や観察の授業を充実させる取り組みを始めることになり、都内の理系の大学で教員免許の取得を目指している大学生などを「サイエンスアドバイザー」としてすべての区立中学校に配置し、週に1日から3日程度、理科の授業に参加してもらうことになりました。 学生たちには実験のしかたを指導してもらったり、疑問に答えたりしてもらい授業をサポートしてもら