イワシ腐臭、弱った 浦河港の船揚場に堆積、海底にも (11/18 06:10) 浦河港船揚場にたまった大量のイワシの死骸を回収する作業員=17日午後1時20分 【浦河】6日に大量のマイワシが打ち寄せられた日高管内浦河町の浦河港で17日、港湾の底に沈んでいたイワシの死骸が腐敗して浮かび、船揚場を埋めた。町がバキュームカーで約17トン回収したが、港の底にはなお死骸が20~80センチほど堆積しているとみられ、関係者は「水揚げする水産物に悪臭の影響が出かねない」と懸念を強めている。 町によると、6日に同港へ押し寄せたイワシは推計100トン以上。8日までの3日間で計30・5トンを回収したが、14日夜から徐々に死骸が船揚場へ打ち寄せられ、17日に廃棄物処理業者に依頼して回収を実施した。腐敗が進んでいる上に脂が多く、肥料への活用も難しいという。 町と日高中央漁協などは17日、国にイワシ回収費用などの支援