いわゆる「核のごみ」の行方が争点となった後志の 神恵内村の村長選挙は、推進派の現職の圧勝で幕を下ろしました。 過疎が進むマチは未来に何を託したのでしょうか。 人口およそ800人、漁業が基幹産業の神恵内村です。 先週、穏やかなマチの雰囲気が一変しました。 村長選挙に現職の高橋昌幸さんと脱原発を掲げる瀬尾英幸さんの2人が立候補。 実に、36年ぶりの選挙戦となったのです。 (調査推進 高橋昌幸氏)「『文献調査が終わったらどうするのか』と聞かれるが、決めるのは私ではない、村民の皆さんです」 (調査反対 瀬尾英幸氏)「核のごみ問題について、4年間で必ずくさびを打ち込んでいく」 争点は、原発から出る高レベル放射性廃棄物「核のごみ」です。 液体をガラスで固めて地下深くに埋めることになっていますが、いまだに処分地は決まっていません。 神恵内村ではおととし11月、全国で初めて最終処分場の建設につながる文献調