広島県知事が育児休暇を取得すると発言したことについて、北海道の高橋はるみ知事は28日の定例記者会見で、「疑問なしとは言えない。知事には24時間、道民の生命、安全を守る責務があり、そもそも育休、休暇という概念はない」と語り、疑問を呈した。 広島県の湯崎英彦知事は19日の記者会見で、第三子誕生後1か月間、子供の送り迎えなどで「時間単位で休暇を取っていきたい」と発言。 これに対し、大阪府の橋下徹知事が「休みたくても休めないのが現状。首長は最後に育休を取るべきだ」と批判していた。 高橋知事は「橋下知事の意見に賛成だ」とも語り、首長の育休論争に“参戦”した格好だ。 ただ、長男(28)と次男(24)を子育てしながら働いた経験がある高橋知事は、育休自体については「大変重要な道政課題だ。育児休業を取りやすい社会、経済環境にするのが不可欠だ」と強調した。