自民、公明両党などが提出した内閣不信任決議案への対応を巡り、民主党の鳩山前首相グループ(約40人)が揺れている。 菅首相の震災対応などに強い不満を持つ鳩山氏は賛成する構えだが、大畠国土交通相、海江田経済産業相ら現職閣僚を抱えるグループ全体では慎重論が根強い。民主党創設の立役者である鳩山氏だが、グループ内で孤立感を深めている。 国会内の鳩山氏の事務所には1日、グループ会長の大畠国交相や同幹事長の中山義活衆院議員、海江田経産相、側近の平野博文元官房長官らが相次いで訪れた。こうしたグループ幹部は「賛成ではなく、せめて欠席にとどめるべきだ」などと鳩山氏を説得したが、鳩山氏はかたくなな姿勢をとっている。幹部の一人は記者団に、「鳩山氏は吹っ切れている」と涙をにじませながら悔しさを口にした。鳩山グループは1日夜も都内で幹部会合を開き、鳩山氏の慰留を続けた。 鳩山氏は、東京電力福島第一原子力発電所事故への
東日本大震災の復興基本法案を巡る民主、自民、公明3党の修正協議が1日、国会内で行われ、自公両党は、施策の企画立案から実施まで担う「復興庁」の設置を法案の本則に明記した民主党の修正案を大筋で受け入れた。復興庁の設置時期や、財源確保のために発行する「復興再生債」を管理する特別会計を作るかなどについて、引き続き実務者レベルで検討し、今国会での成立を目指す。 民主党の修正案は、復興庁に実施権限を持たせ、関連条文を付則から本則に移すなど自公両党の主張を反映させた内容。これを受け、衆院東日本大震災復興特別委員会で自民党筆頭理事を務める額賀福志郎元財務相は協議後、記者団に「復旧、復興問題は政局(政変)と絡めず、被災者に応えるのが政治の責任だ。真剣に話し合い、結論を出す」と語り、内閣不信任決議案の可否にかかわらず、最終合意をまとめる考えを示した。【岡崎大輔】
西日本高速道路の西村英俊社長は1日の定例会見で、国土交通省が高速道路の休日の上限千円、地方で実施中の無料化実験を今月19日で終了することを受けて「(残された)時間がない。まずは周知に全力をあげる」と述べ、料金所でのトラブル回避に向け、情報発信を急ぐ考えを示した。 上限千円や無料化実験の終了により、20日午前0時から実施前の通常の料金に戻る。1日に発表した、同社エリアの4月の1日あたりの通行台数は前年同月比20・2%増の約302万9千台で、増加分の約8割が無料化実験による利用者と推定している。
池口修次国土交通副大臣は1日、東北地方の高速道路の無料開放案を明らかにした。被災者と中型車以上の車両を対象とする。6月20日0時からスタートする。 無料開放されるのは、磐越道以北、青森までの東北地方のNEXCO高速道路。常磐道は水戸IC以北、東北道は白河IC以北となる。道路公社が運営する自動車道は対象外。 無料開放されるエリアで発着する被災者の利用する車両について、料金所で被災、罹災証明を料金所で提示することで無料となる。免許証などと照らし合わせて本人確認をする。被災者が同乗する車両も無料となる。 また、中型車以上で無料開放されるのは、バスを含む東北地方の車両。発着いずれかが無料開放エリアであれば無料となる。当面は8月まで。 大規模災害の特別措置として、道路整備特別措置法24条による料金を徴収しない車両として指定して対応する。緊急対応するためETCのシステム改修を待たず、料金所の収受員が対
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