伊吹文明・元衆院議長 憲法上の60日の特例(=衆院を通過した法案が参院で60日たっても採決されない場合、衆院の3分の2以上の賛成で再議決できる仕組み)を使うために、国会の会期をあれだけ長く取ったんだというメディアの解説があるが、青木(幹雄・元自民党参院議員会長)さんが参議院を仕切っておられた時はこんなことはあり得ない。 だから、今の参院議員会長はもう少し怒らないといけませんね。こういう解説を衆院側がすれば、参院の自主性をなんだと考えているんだ、という怒りを発しないといけない。逆に参院の誰かがそういうことを期待していると言うならば、参議院無用論につながる。 60日なんて誰もそんなことは考えてやっているはずがない。少なくとも建前上は、そういうことは言っちゃいけないが、それを平然と、したり顔で解説する人が執行部にいるとすれば、まことにゆゆしきこと。参議院の先生は断固抗議されるべきことだと思います