東京電力は、写真共有アプリ「インスタグラム」で福島第1原発の事故処理設備の写真を公開している。東電は「電力業界に関心を持ってほしい」と狙いを説明するが、原発事故の避難者からは「美化しすぎ」と疑問の声が上がる。 ◎「業界に関心を」狙い説明 写真は汚染水の貯蔵タンク群、原子炉冷却水から放射性物質を除去する多核種除去設備「ALPS」(アルプス)など6点。設備がそびえ立つ様子や、整然と並ぶ姿を切り取った。 東電によると、写真の公開は昨年10月に始め、全国の水力、火力発電所を中心に計160枚以上。過酷事故を起こした福島第1原発の写真は今年5月から掲載している。東電広報室は「若い人に電力業界全体に関心を持ってほしい」と言う。 これに対し、原発事故に伴い福島県双葉町から郡山市に避難する養蜂業小川貴永(たかひさ)さん(47)は「かつて東電はイメージ戦略を駆使し、反対派を排除して原発を建設した。当時に先祖返
昨年8月の台風10号豪雨で行方不明になっていた岩泉町穴沢の岩舘サツさん=当時(91)=の遺体が同町中里地内で見つかり、1日遺族に引き渡された。義母の帰りを待ち続けていた慶子さん(78)にとって同日は豪雨で犠牲になった夫五郎さん=当時(76)=の誕生日という特別な日。慶子さんは「見つかって本当に良かった。ほっとしている」と涙を拭った。 「長い間、本当に大変だったね」。同町穴沢の慶子さん宅に設けられた祭壇。笑顔のサツさんの写真を見つめ、慶子さんが語り掛けた。祭壇には五郎さんの誕生日を祝うために用意していた花が並び、「この日に家に帰ってこれて、お父さんも喜んでいるんじゃないかな」と静かに語った。 被災時、自宅から3人で避難しようとして小本川の濁流にのまれた。慶子さんは近所の住民に助け出されたが、五郎さんの遺体は翌日見つかり、サツさんは行方不明となった。 県警によると、10月18日に岩泉町中里の小
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