<2201-123101> バイデン米大統領とプーチン露大統領が30日に電話会談を行い、緊迫するウクライナ情勢を協議した。 オンライン形式で行われた米露首脳の会談は12月7日以来で、1ヵ月で2度目となる異例の会談は約50分間にわたり行われた。 米大統領府などが明らかにした会談内容によるとバイデン大統領は、ロシアがウクライナに侵攻した場合、同盟・友好国と共に「断固として対応する」と制裁発動を警告したのに対し、プーチン大統領は「前例のない制裁を科せば、関係は完全に決裂する」と応酬した。 米政府高官によれば、バイデン大統領はウクライナ侵攻には「経済的損失」を与えるほか、NATOの軍備増強やウクライナへのさらなる軍事支援で応じると伝えた。 米側は2014年のロシアによるクリミア半島併合の際の規模を大幅に上回る制裁の準備を進めている。