Web 2.0の議論の中に必ず登場するキーワードの1つに、"Wisdom of Crowds (集団の知恵、集合知)"があることはご存知でしょう。この言葉を世に広めた本"The Wisdom of Crowds"の翻訳本、『「みんなの意見」は案外正しい』が出版されました: この本、はてな伊藤さんのブログ「アルファギークのブックマーク」にあった記事(多様化する個を集めて新しい価値を生み出す「Wisdom of Crowds」)を読んで以来、ずっと気になっていました(だったら原書を買えよって話ですが)。昨日書店で偶然見つけ、早速購入して読んでいます。 この本がWeb 2.0の福音書なのか、免罪符にすぎないのかは今後議論されていくと思いますが、豊富な事例も紹介されていますし、興味深い本だと思います。まだ読み始めたばかりなのですが、「集団の知恵」と呼ぶべき現象が生まれるためにはどんな条件が必要か、