読者の皆様こんにちは。 今年に入り、アフリカ東部の国々で「サバクトビバッタ」が 過去最大級の規模で発生し、作物を食い荒らすことによる、 深刻な食糧不足が懸念さているのは、ニュースなどで みなさんもご存知だと思います。 私たちが普段よく見かけるトノサマバッタとは同じ科で、 分類的には近いので、トノサマバッタが極端な乾燥地帯に 棲んでいるイメージでよいと思います。 実は、アジアのトノサマバッタも時々大発生して、 農作物に壊滅的な被害を与えて来ているのです。 日本では、開拓時代の北海道の事例がよく引用されます。 作物どころか、家屋の障子まで食い尽くしたと 言い伝えられるほど凄まじいものだったと言われています。 アフリカは人口増加と異常気象、紛争などによって 慢性的な食糧不足に陥っていますが、そこへサバクトビバッタの 被害が追い打ちをかけ、1300万人以上が深刻な食糧不足に 墜っています。 FAO