「目がうつろ」と言おうか「目が泳いでいる」とでも言おうか……ともかく、鳩山由紀夫首相の目はキョロキョロしている。 今日もウソ、明日もウソ……は政治家の常。ある程度、国民も我慢するが、下手くそな(多分、本人は意識しない)ウソを重ねているうちに、鳩山さんは何が何だか分からなくなってしまった。御曹司だから仕方ない。 しかし、同情ばかりしてもいられない。4月12日夜(日本時間13日)、訪問先のワシントンでこんな一幕があった。普天間飛行場の移設問題で記者団が「大統領の発言は差し控えたいということですが、感触は?」と聞く。鳩山さん、キリッと「感触も申し上げられません。えへ。言葉を全部読まれますから。感触として当然5月末までにそれぞれの立場がありますから、その立場の中で、私どもが移設先をしっかり決めていくということに対しては、当然のことながら、大統領は大統領の立場で関心を持ってみていただけると思っており