世界的なインフレがまだまだ収まらず、Fed(連邦準備制度)の強力な金融引き締めで株価が暴落する中、利上げ賛成派と反対派の議論がヒートアップしている。 世界的なインフレ 現在のインフレを2021年から予想し、インフレは根強く、利上げを継続するよう訴えてきたマクロ経済学者のラリー・サマーズ氏は、Bloombergによるインタビューで利上げ支持をヒートアップし、仮に金融危機が起こっても利上げを継続するよう主張している。 サマーズ氏はまず、先週公表された雇用統計で、Fedが労働市場の過熱を抑えようとしている最中に失業率がむしろ3.5%まで下がり、更なる過熱を示したことについて次のようにコメントした。 雇用統計にはインフレが制御下に置かれる兆候など何もなかった。 経済は過熱しており、物価が下がるような状態にはない。過熱は持続している。 そしてサマーズ氏はインフレがそろそろピークを迎え、下落に転じると