マイナンバーとマイナンバーカード施策によって行政のデジタル化が進むと、財政コストと管理コスト圧縮に繋がり、為政者が嬉しいのは想像できる。 しかし、マイナンバーカードのような、オンライン上で個人を証明できる「デジタル ID」が普及したら、わたしたちの生活は、どのように豊かで便利になっていくのだろうか。 いち消費者であるわたしたちだが、実際にはあまりイメージを持てていないかもしれない。 前編に引き続き、マイナンバーカードを活用したデジタル身分証アプリ「xID(クロスID)」を日本国内で展開する blockhive の代表・日下光さんにお話を伺った。 (聞き手・編集: 池澤 あやか) 前編はこちら。 デジタル ID の未来の糸口はエストニアにあり 池澤: 日下さんが代表を務めていらっしゃる blockhive は、日本だけではななく、エストニアにも拠点を構えていらっしゃいます。そんなエストニアは