「善玉ハッカー」とも付き合わない ブルームバーグの記事によると、ホッツ氏のパソコンは押収され、ツイッターのアカウントも取り上げられた。さらにソニーは、ホッツ氏がサイトで公開したコード内容の削除だけでなく、そのサイトにアクセスしてきた利用者のIPアドレスをすべてソニーに引き渡すよう求め、裁判所が認めたためという。結局3月31日、ホッツ氏がサイトで公開していたコード内容を永久に差し止める代わりに、ソニーが訴訟を取り下げることで決着した。 大手企業が、弱冠21歳の1人のハッカーに対して強硬手段に出た格好だが、この対応には疑問の声もでた。ハッカーの中には「ホワイトハット」と呼ばれる、ハッキング行為を通して企業側にセキュリティーの不備を教える「善玉」も存在する。だがソニーは、ハッカーとうまく付き合おうとせず、かたくなな態度を取り続けているという米セキュリティー専門家の指摘もある。 ソニーへのサイバー