インターネットへ出稿している広告主と、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌のマスコミ四媒体の広告主との顔触れはどの様に異なっているのだろうか? 電通が発表している「日本の広告費」の中の「業種別広告費(マスコミ四媒体広告費)」とビデオリサーチインタラクティブが発表した「広告主業種別バナー広告推定インプレッション数」を比較することで、それぞれの広告主業種の違いを明らかにしたい。 まず、インターネット広告で最大のシェアを占めている広告主業種は「IT業種」(31%)だが、マスコミ四媒体でこのカテゴリーに対応すると思われる「情報・通信」は7.3%。IT業種はインターネットとの相性が良いためか、インターネット広告でのシェアがかなり高くなっている。 また、金融・保険業も、マスコミ四媒体の8.6%に対して、インターネット広告では12.9%と、比率に大きな差が出ている。金融・保険業の会社にとっては、インターネット