ビッグデータ事業で国際的に注目されるベンチャー企業、米トレジャーデータは20日、日本で本格的に事業展開すると発表した。年内に製造業や出版業、小売業など50社からのシステム受注を目指す。 トレジャーデータは2011年にスタッフ、株主とも日本人が主体になって誕生した米国のベンチャー企業。ビッグデータの処理技術面でも話題の企業となっている。 同社のビッグデータシステムは、クラウドコンピューティング上で顧客企業が持つ取引データや消費者の物品購入記録などを時系列に従って記録し、処理。顧客企業の販売戦略に役立てる。月額約30万円からの低コストが売りだ。 海外ではすでに約70社が導入。国内でも料理レシピサイトを運営するクックパッド(東京都港区)、広告事業を手がける博報堂DYメディアパートナーズ(同)などが利用している。 トレジャーデータは「世界的に強い日本の自動車、機械業界などで多くの需要が見込める」(