何となく始まった、大正・戦前昭和文学読むシリーズ 今度は、中島敦 中島の場合、大正時代=子ども時代なので、作家として活動が始まったのは昭和に入ってから。1942(昭和17)年に33歳で病没している。 中島と言えば、教科書にも載っている「山月記」が有名であり、自分もそれくらいしかイメージがなかったが、こうやってまとめて読むと、色々やっていて面白い。 面白いというか、こういうテーマをこういう見た目(中国とかオリエントとか)で作って、この完成度で仕上げてるのがすごいな、と。 逆に言うと、ほんと若くして亡くなったのが惜しい、というのはこういうことを言うのか、とも思った。 昭和17年発表になっている作品が多いが、中島は1934年に一度『中央公論』の懸賞に作品を応募しているがその時は選外佳作で、その後も作品を書き続けているが、日の目を見るのが1942(昭和17)年で、2月に「山月記」「文字禍」が『文學

