「大きな伸びしろがある。王道でいくべきだ」 ●「自動車の一本足打法」では限界が来る ●インバウンド黒字をデジタル赤字が食いつぶす ●海外からの対日投資は北朝鮮以下 ●補助金バラマキをやめて企業の新陳代謝を このままでは本当に厳しい。努力しなければかなり悲惨なことになりかねません。でも、頑張れば、未来が開ける。まだまだ日本は闘える。日本人は強い。ちょっと当たり前の努力をすれば、もっと幸せになれる。次の世代を安泰にできる。 私たち「国際収支から見た日本経済の課題と処方箋」懇談会は、国際収支のレンズを通して、日本経済の課題とその対応策を議論してきましたが、これが結論です。 神田眞人前財務官 ©文藝春秋 国際収支は、ある期間における一国のあらゆる対外経済取引を体系的に記録したものであり、経済活動の結果を網羅的に映し出してくれます。日本経済の構造はどうなっているのか、今後、どうなるのか、どうすれば改