衆院は9日、全衆院議員465人を対象にしたジェンダー格差に関する初めての意識調査の結果を公表した。女性議員の数が少ないという認識はほぼ共有されているものの、具体的に増やす方策について、女性が積極的な考えを示したのに対して、男性は後ろ向き。女性の政治参画に対する男性議員の意識の低さが浮かび上がる。(柚木まり、我那覇圭) 国会議員に占める女性の数について「不十分」「どちらかといえば不十分」と答えたのは、男性が81.3%、女性が92.3%で、ともに高い割合だった。ただ、選挙の候補者に一定数の女性を割り当てるように政党に義務付ける「クオータ制(人数割当制)などの支援制度」が「必要」「どちらかといえば必要」と答えたのは、女性が71.8%だったが、男性は47.0%にとどまった。 議員数や待遇などの男女間格差是正を促す機関の設置を「必要」「どちらかといえば必要」と答えたのは女性が71.8%、男性は4