任期満了に伴う京都市長選は4日投開票され、無所属新人で自民党、立憲民主党、公明党、国民民主党が推薦する元内閣官房副長官の松井孝治氏(63)が、共産党が支援する弁護士の福山和人氏(62)ら新人4人を破り、初当選した。 政党や団体の分厚い支援を受け、現職の門川大作氏(73)の退任に伴う16年ぶりの新人対決を制した。 日本維新の会などが告示直前に政治資金パーティーを巡る問題を理由に元市議村山祥栄氏(45)の推薦を取り消し、主要政党レベルでは1993年選挙から9回連続の「非共産対共産」の構図となった。 松井氏は第2子以降の保育料無償化や市バス・地下鉄の「市民優先価格」創設などの公約を掲げ、通商産業省(現・経済産業省)官僚などを務めた経験から「実現には国や府とのパイプが必要」と訴えた。 松井氏は京都市出身で東京大卒。2001年から民主党参院議員を2期12年務め、現在は慶応大教授。 市長選には元自民京