宮城県仙台第二高等学校3年の安東沙綾さん、日置友智さん、山田学倫さんは、これまで合成が極めて難しかった銀の酸化物を簡単な高校の理科実験手法で作ることに成功した。この物質は性質もほとんど分かっていなかったが、抗菌効果が従来材の約10倍高いことを確認した。成果は米国の科学誌ジャーナル・オブ・マテリアルズ・サイエンス(電子版)に掲載した。合成したのは銀と酸素の比が2対3の「過酸化銀」。硝酸銀水溶液の
美術家の奈良美智(よしとも)さん(51)の作品を網羅し、美術出版社(東京)から1日に刊行された「奈良美智 全作品集 1984―2010」に、奈良作品ではないドローイング(素描)が2点掲載されていたことが、作者の指摘で判明した。 奈良さんは繊細な子供の絵で世界的な人気を集め、作品価格も高騰。近年は偽作がオークション市場などに現れていた。全作品集は偽作の流通を防ぐ目的もあり、2年前から所蔵者に情報提供を呼びかけるなどして、絵画、彫刻など5000点余りを全2巻に収録した。しかし、ドローイング約3800点を収めた第2巻のうち、犬を描いた163ページ掲載の2点を、奈良さんがツイッターで「贋作(がんさく)」と指摘した。同社の担当者は「鑑定に万全を期したが、残念ながら奈良さんから指摘があった。社内で対応を検討中」としている。全作品集は税込み2万9400円。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く