身長159センチという小柄な体で柔道の最高位、十段に昇り詰め、空気投げを含む多くの新技を発明し、警視庁の柔道師範なども務めた柔道家、三船久蔵。 柔道の神様とも呼ばれた名人が、柔道の高段者たちから挑戦を受ける「かかり勝負」の様子を撮影した映像。 高段者のほとんどは三船十段よりも若くて体格がよく、しかも連戦に次ぐ連戦という状況。しかし、高段者たちが何度技をかけても軽くいなされ、僅かに見せた隙に倒されていく。 まさしく「柔よく剛を制す」の体現。相手が技を掛ける前の段階で、どんな技を掛けようとしているのか全て見抜いているみたい。 【関連】 1897年、明治時代の剣道を撮影したリュミエール社の貴重な映像 明治時代の軽業師を撮影した映像 その2 手刀一閃、対峙した人間を一瞬で気絶させる格闘家 鍔迫り合った剣を支点に隙を突く!西洋剣術のトレーニング風景