「障害」 は 「個性」 か 障害と個性についての考え方 2009.12.25 更新 2015.7.12/2016.12.2/2017.3.20/2018.7.14/2020.3.30/2021.12.8 総理府編「障害者白書 平成7年版」(1995.12)は、「バリアフリー社会を目指して」と題して、社会環境において障害者の生活上の支障となる障壁の一つに〝障害(者)観〟の問題があるとして、「障害は個性」という障害者観が広まっていることを取り上げ、次のように記している。 我々の中には、気の強い人もいれば弱い人もいる、記憶力のいい人もいれば忘れっぽい人もいる、歌の上手な人もいれば下手な人もいる。 これはそれぞれの人の個性、持ち味で、それで世の中の人を2つに分けたりはしない。 同じように障害も個人がもっている個性の1つと捉えると、障害のある人とない人といった一つの尺度で世の中を二分する必要はなくな