ベイルート港で再び大火災 8月の爆発現場近く―レバノン 2020年09月10日21時51分 10日、レバノンの首都ベイルートの港湾地区で発生した大火災の黒煙(AFP時事) 【カイロ時事】レバノンの首都ベイルートの港湾地区で10日、大きな火災が発生した。火災が起きた場所は、190人以上が死亡した8月4日の大規模爆発の現場に近い。死傷者の情報はないが、ベイルートの広範囲に壊滅的被害をもたらした大爆発の記憶が生々しい中、市民は再び騒然となった。 〔写真特集〕レバノン首都で大爆発 軍の声明によると、火災は油やタイヤを保管していた倉庫で起きたが、出火原因など詳細は不明。上空に濃い黒煙が立ち込め、地元メディアは港で作業する労働者らが慌てて走り去る様子などを放映した。 現地赤十字の当局者は「爆発に至る可能性はなく、パニックに陥る必要はない」と市民に冷静な対応を促した。インターネット交流サイト(SNS)に