経済産業省の若手有志30人がまとめたスライド資料が話題になっています。資料は「この数年が勝負」として、日本の現状への強い危機感に満ち、踏み込んだ政策提言で構成されています。その内容は、称賛だけでなく、「時代遅れのエリートが作ったゴミ」という批判も受けています。関西学院大学の鈴木謙介准教授は、資料について「もう産業構造の変化は不可避だ。変化を前提にした提言として評価できる」といいます。「産業構造の変化」は、我々になにを強いるのでしょうか――。 ※以下は鈴木准教授が自身のブログで公開したエッセー(http://blog.szk.cc/2017/05/22/to-understand-our-choices/)の転載です。 5月20日に公開された、経済産業省の「次官・若手プロジェクト」による資料「不安な個人、立ちすくむ国家 ~モデル無き時代をどう前向きに生き抜くか~」(http://www.me