任意で取り調べた会社員に暴言を浴びせたとして、脅迫罪に問われた大阪府警東署警部補の高橋和也被告(35)の第2回公判が30日、大阪地裁であった。検察側は罰金20万円を求刑した。判決は4月28日に言い渡される。 高橋被告は昨年9月、女性が大阪府内で落とした財布を着服した疑いで会社員岡本和真被告(35)=窃盗と強要未遂の罪で起訴=を取り調べた際、「人生むちゃくちゃにしたる」「手出さへんと思ったら大間違いやぞ」などと暴言を浴びせ、脅したとされる。 一方の岡本被告は、取り調べの様子を隠し持っていたICレコーダーで録音。録音内容を公開した後の先月22日、勤め先のパソコンを盗んだ容疑で逮捕され、今月10日には財布の持ち主の女性に面会を強要するメールを送ったとして再逮捕された。