2012.10.03 タバコを吸わない人が喫煙室に1時間いると起きる血液中の変化 受動喫煙が体に悪い影響を与えることは一般に言われていますが、どのような悪影響があるのかはよく知られていません。今回、トルコの研究者が非喫煙者が喫煙室に1時間いた時に起こる影響についての研究を行いヨーロッパ心臓病学会で発表しました。 研究者らは55人のタバコを吸わない健康なボランティア(平均年齢26歳。男性30%)を雇い喫煙室に1時間入ってもらい、入る前と入った後の血液成分を分析しました。 研究者らが調べた血液中の成分は以下の3つです。 (1)一酸化炭素(CO)量(2)乳酸(ラクトース)量(3)血小板量(MPV) 喫煙室から出てきたボランティアの血液を調べたところ、3種類とも上昇しているのが確認されました。 ★(1)一酸化炭素(CO) タバコの副流煙には一酸化炭素が含まれています。一酸化炭素は血液中に入ると二酸