仙谷由人官房長官が18日の参院予算委員会で「自衛隊は暴力装置」と発言した一件が波紋を広げているが、ネット論壇からも批判が巻き起こっている。「暴力装置などとんでもない」という論が勢いを増しており、民主党政権にさらなる逆風が吹きはじめたかっこうだ。 著名アルファブロガー(「ねとらん」から賞金が届かないブロガー)のfinalvent氏も仙石批判の急先鋒のひとり。多くのページビューを集める自身のブログに、 「自衛隊は暴力装置ではなくピタゴラ装置だ」 とする論文を掲載した。 同氏によると「今どき戦車やヒコーキなどという敵を滅ぼすのに手間のかかる手段しか持っていない自衛隊は、暴力装置と呼べない」という。その点で仙石発言は誤りであり、最終目的を得るまでに遠回りをする自衛隊のことは 「ピタゴラ装置」 と呼ぶべきであると主張している。 また、今後の展望として 「“スイッチを押すだけで役割を果たす”きちんとし
恋愛シミュレーションゲームの舞台として話題となった静岡県熱海市の大型温泉旅館「ホテル大野屋」(大野屋本店)が19日、静岡地裁沼津支部に民事再生法の適用を申請した。帝国データバンクによると、負債は約21億5000万円。通常通り営業は続ける。 話題のゲームはコナミが6月に発売した「ラブプラス+(プラス)」で、男子高校生が女の子と交際し、親密になると熱海に1泊旅行するというストーリー。ゲームに実名で登場した大野屋では、予約時に「ラブプラス+」と告げれば男性1人でも布団を2組用意するサービスがファンにウケて、「携帯ゲーム機片手に訪れる男性客でにぎわっていた」(関係者)という。 ただ、近年は客数の減少が著しく、「債務超過のもとで厳しい経営を強いられてきた」(別の関係者)。1934年に温泉旅館として創業した大野屋は、一時は「ローマ風呂の大野屋」として全国的に知られ、バブル期には団体客を中心に高い客室稼
大阪地検特捜部の証拠改竄(かいざん)・犯人隠避事件を受けた「検察の在り方検討会議」が動き出した。 千葉景子前法相が座長を務める検討会は、来春をめどに改革案の作成に向けて、特捜部の存廃や取り調べの可視化について議論を進める。地に落ちた信頼を回復するには徹底的な改革の断行が必要だが、だからといって検察を弱体化させてはならない。 とりわけ巨悪の摘発や抑止の役目を担う特捜部に対する国民の期待は依然大きい。取り調べの可視化については冤罪(えんざい)の温床にメスを入れる必要があるとされる一方、捜査力の低下も懸念される。その範囲については、均衡ある議論を十分に尽くしてほしい。 そもそも検察改革の担当閣僚に問題を指摘せざるを得ない。国会軽視発言で資質が問われた柳田稔法相は「検察改革を何としても成し遂げたい」と留任意欲を強調したが、柳田氏の「法相はいい。2つ覚えておけばいいんですから」との発言は司法そのもの
参院はこの機会を逃さず、選挙制度を含めた抜本改革に踏み込むしかあるまい。 法の下の平等にかかわる一票の格差が最大5倍に達した7月の参院選について、東京高裁が違憲判断を含めて、早急に格差是正を求める判決を下したためだ。 西岡武夫参院議長は平成25年の参院選から新制度を実施するよう「年内に方向性を示す」と、抜本改革に意欲的だ。各党・各会派も協力し、作業を急ぐ必要がある。改革に合わせて、二院制のあり方など憲法にかかわる問題点の議論も行うべきだ。参院の役割を自ら打ち出してほしい。 17日に出された5件の定数訴訟の判決は「合憲」が4件、「違憲」が1件と判断が分かれたものの、早急な是正策が求められていることに変わりはない。 参院の現行制度は、都道府県単位の選挙区と比例代表の2本立てだが、昨年9月の最高裁判決(合憲)は「定数振り替えだけでは大幅な格差縮小は困難」と指摘している。かつての「4増4減」のよう
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