街路樹や庭木として全国に植えられている樹木を好んで食い荒らす外来種のカミキリムシ「サビイロクワカミキリ」が、国内では初めて福島県郡山市で見つかりました。 市内では、すでに街路樹が枯れて倒れるなどの被害が相次いでいて、専門家は車や歩行者に倒れかかるおそれもあるとして、早急に生息状況を調べ駆除する必要があるとしています。 国内で初めて見つかったのは、中国などが原産の大型のカミキリムシ「サビイロクワカミキリ」です。 郡山市の樹木医、安齋由香理さんが虫に食い荒らされた街路樹の幹を持ち帰り調べていたところ、ことし7月、茶色の羽に白のまだら模様のある見たことのないカミキリムシが現れ、森林総合研究所に依頼して調査した結果、国内初確認の外来種と分かりました。 「サビイロクワカミキリ」は、街路樹や庭木として全国で広く植えられているイヌエンジュなどの木を主な住みかとしていて、安齋さんの調査によりますと、郡山市