執筆者 児林 聡美 九州大学で農学修士、東京大学で公衆衛生学修士、保健学博士を取得。現在はヘルスM&S代表として食情報の取扱いアドバイスや栄養疫学研究の支援を行う. 食情報、栄養疫学で読み解く! 児林 聡美 2021年7月19日 月曜日 エネルギーと栄養素の摂り方を示した国のガイドラインであり、信頼できる食情報が満載の「日本人の食事摂取基準(食事摂取基準;文献1)」を連載でご紹介しています。 食事摂取基準とは何か、という説明が終わり、前回より食事摂取基準をどう使うか、という活用に関する説明に入っています。 食事摂取基準を使った食事改善を試みるとき、食事摂取基準の指標を使うことになりますが、その際に指標単独で食事改善の計画を立てることはできず、対象者の日常的な食習慣を調べ、食事摂取基準の指標と対象者の日常的な食事摂取量を比較する、食事アセスメントを行う必要がありました(指標活用のために必要な