データHPV世界の状況日本の状況 2022.5.25 子宮頸がんは、HPV(ヒト・パピローマウイルス)が引き起こす、女性特有のがんです。 主に性交渉からHPVに感染し、そのまま居座られてしまうと、細胞が異常な形に変化した「子宮頸部異形成」を経てがんになってしまいます。 この病気の脅威にさらされているのは、日本の女性だけではありません。世界中で発生が報告されていて、特にアフリカや東南アジアに多い傾向にあります。ただ、これは予防が可能な病気です。ワクチン接種と検診、子宮頸部に病変が起きた患者に対するケアを行えば、子宮頸がんで亡くなる人を減らすことができるのです。 2018年、WHOの事務局長は声明を発表し、各国の子宮頸がんによる死亡率を1年あたり10万人に4人にすることで「子宮頸がんのない世界」を実現することが目標に掲げられました。子宮頸がんが世界中からなくなれば、病気によって選択肢が狭められ