「ホルモン」とは、体内にある細胞でつくられる化学物質で70種類以上あるといわれています。有名なのは、男性ホルモンや女性ホルモンと呼ばれる「性ホルモン」で、これらのホルモンは思考回路の発育や体内リズムをつかさどるのに大きな役割を果たしているといわれています。とくに女性ホルモンには、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2種類があります。エストロゲン(卵胞ホルモン)は、8~9歳ごろから増え始め、女性の初潮から妊娠・出産・閉経すべてに関わります。プロゲステロンは、毎月の月経に関わる体内サイクルバランスを整える大事な働きをします。このエストロゲンとプロゲステロンのバランスがとれていると、規則正しい月経が起こります。 エストロゲン、プロゲステロンが正常に分泌されていると髪や肌は潤い、またコレステロール値を正常に保ったり、丈夫な骨を維持したりします。これらの作用が失われてしまう