『セブン』(Seven、劇中の表記は"SE7EN")は、1995年のアメリカ合衆国のサスペンス映画。キリスト教の「七つの大罪」をモチーフにした連続猟奇殺人事件と、その事件を追う刑事たちの姿を描いたサイコ・サスペンスである[3]。 アンドリュー・ケヴィン・ウォーカーが1991年に書き上げた自主執筆の脚本(英語版)であり、4年間を経てプロデューサー・アーノルド・コペルソンに渡り制作が実現した[4]。先鋭的な映像センスと、ノイズを活用した音響により、シリアスかつダークな独特の世界を描いている。 4週連続で全米興行成績1位に輝いた大ヒット映画であり、IMDbでは『第三の男』、『シャイニング』を上回る評価を得ている。 序盤 月曜日:雨が降り続く、とある大都会。退職まであと1週間と迫ったベテラン刑事ウィリアム・サマセットと、血気盛んな新人刑事デビッド・ミルズは、ある死体発見現場に急行した。 死体は信じ