本記事のテーマ うつ病の人は、人生における目標を立てにくい。調子が良いときと悪いときの差が大きいからだ。調子が良いときに立てた目標は、悪いときからしたら巨大すぎる。一方、調子が悪いときに立てた目標は、良いときから見ると物足りない。 そんなことを考えていた時に、うつ病の人は、目標を複数立てれば良いのではないかと思いついた。 今回の記事で、うつ病の人は、調子の良いときと悪いときでそれぞれ別個の目標を持つことを提案したい。 うつの人が生きる世界 先ほど、うつの人には調子が良いときと悪いときがあると書いた。しかし、本人の感覚からしてみると、調子が良いときと悪いときは、もはや違う世界である。 例えば、調子が良いときというのは、色々なことができる。このとき、調子が悪かった時の自分の感覚を思い出すことができない。一方、調子が悪いときは、調子が良かった時のようにテキパキと行動することができず、本当に調子が
