これまで出版社別陳列と著者名別陳列の長所短所を見てきたわけですが、 実際の店舗ではどちらを採用されているのでしょうか。まず新刊書店では、およそ90%が出版社別陳列です。日本で一番売っている業界最大手の紀伊国屋書店もやはり出版社別で陳列していますね。古書店ではどうでしょうか。業界最大手のブックオフは著者別陳列ですね。この違いはどこにあるのでしょう? 正しい陳列方法その2のコメント欄で出版社別陳列について「書店側の都合ばかりで、お客様のことを考えていないので悲しくなった」というご意見をいただきました。うーん、そう受け取られてしまったのは、ちょと残念です。実はですね、紀伊国屋書店はご購入されるお客様のことを考えているがゆえに、出版社別陳列になっているんですよ、本当は。同様に、ブックオフもお客様のことを考えているがゆえに、著者別陳列になっているのです。 っておいおい、矛盾したこと言ってないかー、と