日テレで今日8時から放送の 『あらすじで楽しむ世界名作劇場』で、 「カラマーゾフの兄弟」を担当しました。 ケンドーコバヤシさんが 某局の朝のワイドショー風に 世界文学の最高峰をプレゼン。 長大、巨大な小説をたった10分で。 手のかかる台本だったので、 見てもらえるとうれしいです。
20世紀初頭のフランスの詩人、ヴィクトール・セガレンは、チベットに憧れ、東チベットをふらふらしながらチベット文化に浸りつつ「チベット」という題名の数多くの韻文を残した(生業は森鴎外と同じく軍医)。 最近再評価が進んでいるとかで、昨年の暮れ、フランス語のA先生のおかげによりはじめてその名にふれ、セガレンの詩集を手にとってみた。 そしてぶっとんだ。 まあ一読あれ。青色の部分が原文である。 詩集「チベット」29番目の詩(『セガレン著作集』第六巻より) いつかわたしは、なってみようか、「ラマ僧」※に?※ラマ僧(喇嘛僧)とはチベット仏教の僧侶のことである。 (「黄帽のラマ」、「紅帽のラマ」、「紅帽」それとも「黄帽」のいずれの「ラマ」か? 「黄帽のラマ」に) いずれの帽子を冠るもよし。 この二つの色は、まさしくラマ特有のもの。 いずれの色も、ありとある「財貨」を握る。 魔神の棲む世界であろうと、 はた
正月休みは仏教書以外のものを読もうと思い、手にしたのが、 ・『臈たしアナベル・リイ 総毛立ちつ身まかりつ』 大江健三郎=著(新潮社 07/11刊) このところずっと「後期の仕事」「最終の仕事」とおっしゃっている氏の、目下の最新作です。 タイトルはポーの詩の一節から。原典を知らなくてもそれが味わえるよう親切な解説が盛り込まれていますから、恐れることはありません。 しかし今回はいつになく本が薄い。たった218ページしか(?!)ない。近作では破格の短さです。 よって登場人物が少ない。ノーベル賞作家の私(Kenzaburo)と、旧知の映画プロデューサー木守と、女優サクラさんの3人。あとは作家の親族のおなじみな面々。 この3人が30年前に映画を作ろうとして中断し、現在また新たな切り口でそれを実現させようとする。シナリオ担当である語り手は、今や新たな手法をものにして台本を書き上げつつある……。 つまり
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く