11日に日本を襲った東日本大震災。なじみの中華料理屋を経営する上海出身の若い中国人夫婦は、日本人は日ごろの行いがいいから地震の被害が少なくて済んだと力説していた。写真は中国の仏教寺院。 2011年3月11日に日本を襲った東日本大震災。この日の夜、帰宅がかなわず勤務先で夜を明かすことになった人々や、ガスを使った調理を再開できない近隣の人々で、なじみの中華料理屋は猫の手も足りないほどの大繁盛に陥っていた。こんな日に営業を続ける彼らの勇気にも驚いたが、あまりの混雑ぶりに、店主は喜ぶどころか完全にパニックに陥っていた。都内のやや下町に位置する、ある繁華街でのことである。 【その他の写真】 後日改めて、上海出身の若い中国人夫婦が経営するこの中華料理屋を訪れた。 「日本人の私ですら、こんなに恐ろしい地震は生まれて初めてだったのだけど…あなたたちはさぞかし怖かったでしょう?」と店主夫妻に尋ねると、