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2017年12月2日のブックマーク (5件)

  • 佛教史学会編『仏教史研究ハンドブック』法蔵館(2017年に読んだ仏教本より) - ひじる日々

    Twitterで書き散らしてた読書メモを年末に向けてまとめたいと思います。2017年に読んだ仏教の記録として。まずは佛教史学会編『仏教史研究ハンドブック』法蔵館です。 仏教史研究ハンドブック 作者: 佛教史学会 出版社/メーカー: 法藏館 発売日: 2017/02/15 メディア: 単行 この商品を含むブログ (1件) を見る インド、アジア諸国・地域、中国、朝鮮半島、日の仏教の歴史と教義がつめこまれた便利でコンパクトな一冊。仏教史を学び始めたい人、幅広く知りたい人に最適! 版元ページに詳細目次が載ってます。 www.hozokanshop.com これはすごい。日仏教編では第4章がまるまる「日近代」とな。20年前だったら想像だにつかない研究トレンドの変化っすな。(^^♪ その一方で、第1部第1章「インド」は日その他仏教圏で用いられた”素材”としての仏典編纂史をなぞっているだけ

    佛教史学会編『仏教史研究ハンドブック』法蔵館(2017年に読んだ仏教本より) - ひじる日々
  • 『サンガジャパンvol.27 特集「禅」』(2017年に読んだ仏教本より) - ひじる日々

    Twitterで書き散らしてた読書メモまとめ。その2は『サンガジャパンvol.27 特集「禅」』です。 禅ー世界を魅了する修行の系譜ー(サンガジャパンVol.27) 作者: アルボムッレ・スマナサーラ,藤田一照,デイビッド・チャドウィック,David Chadwick,鈴木包一,横田南嶺,井上貫道,星飛雄馬,細川晋輔,葆光庵丸川春潭,中村龍海,佐々涼子,三砂慶明,ラーム・スループ・シン,松榮一,松恭,島田啓介,井上ウィマラ,大谷彰,藤晃,永沢哲 出版社/メーカー: サンガ 発売日: 2017/09/01 メディア: 単行 この商品を含むブログ (1件) を見る 『サンガジャパンvol.27 特集「禅」』では、アルボムッレ・スマナサーラ長老の連載「パーリ経典解説3 スッタニパータ(経集)第五「彼岸道品」二、ティッサ・メッテイヤ仙人の問い」で構成を担当しました。注目の特集「禅」はどの記

    『サンガジャパンvol.27 特集「禅」』(2017年に読んだ仏教本より) - ひじる日々
  • 桜井哲夫『一遍 捨聖(すてひじり)の思想』平凡社新書(2017年に読んだ仏教本より) - ひじる日々

    Twitterで書き散らしていた読書メモまとめ。その3は桜井哲夫『一遍 捨聖(すてひじり)の思想』平凡社新書です。 一遍 捨聖の思想 (平凡社新書) 作者: 桜井哲夫 出版社/メーカー: 平凡社 発売日: 2017/08/16 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る 仏教のなかで「浄土教」という教えがどのように形成されてきたのか、インド、中国、日へと繋がる系譜をたどりながら、その流れのなかで「一遍と時衆」の思想を再考しようという試み 第1章:浄土教のルーツを求めて 第2章:日における浄土教の展開 第3章:一遍と時衆 第4章:「一遍上人語録」を読む、という構成。詳細目次は版元ページに載ってます。 www.heibonsha.co.jp 再来年が一遍亡き後時宗(時衆)教団を結成して二祖真教(他阿)の入寂から700年に当たるので、一遍と時宗に関する出版が増えるようです。高校時代からの一

  • 吉村均『空海に学ぶ仏教入門』ちくま新書(2017年に読んだ仏教本より) - ひじる日々

    Twitterで書き散らしていた読書メモまとめ。その4は吉村均『空海に学ぶ仏教入門』ちくま新書です。 空海に学ぶ仏教入門 (ちくま新書) 作者: 吉村均 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2017/10/05 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る 空海の教えにこそ、伝統仏教の教義の核心が凝縮されている。弘法大師が説く、苦しみから解放される心のあり方「十住心」に、真の仏教の教えを学ぶ画期的入門書。 弘法大師空海が『大日経』をもとに体系化したといわれる「十住心」の解説という形で、日に伝来した諸々の(北伝)仏教の教えを概説していくというユニークな(しかし近代以前にはわりと定石だったかも知れない)仏教入門書です。テーラワーダ&初期仏教びいきの人が読んでも勉強になる、仏教の芯をしっかり掴んだだと思います。 終章に出てくる東京から金閣寺に旅行する話とか、譬え話も上手です。たとえ話が上

  • 島田裕巳『天皇は今でも仏教徒である』サンガ新書 象徴天皇の「菩薩行」とは? - ひじる日々

    島田裕巳さんの新刊『天皇は今でも仏教徒である』サンガ新書、読みました。 天皇は今でも仏教徒である (サンガ新書) 作者: 島田裕巳 出版社/メーカー: サンガ 発売日: 2017/11/24 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る これまで天皇が、自らの信仰は仏教であると公言したことはない。しかし、明治に入るまで、天皇の信仰の中心にあったのは仏教にほかならない。古代から中世にかけて、代々の天皇は仏教に対する強い信仰を持っていた。代々の天皇の熱心な信仰がなかったとしたら、果たして日の社会にこれだけ仏教は浸透したであろうか。天皇の仏教信仰は、個人的な次元にとどまらず、日社会全体に多大な影響を与えたのである。天皇が象徴行為を模索した背景には、仏教を信仰して菩薩行に励んだ光明皇后と貞明皇后がいるのではないか。天皇と仏教との関係は深い。その関係がいかなるものか、書において明らかになる。