私は今年の「Mobile World Congress(MWC)」、とりわけ「Xperia PLAY」の発表を心待ちにしていた。それには理由がある。私は2008年8月に「ソニーは“PSP Phone”、シャープは“Zaurus Phone”を出さないか?」というタイトルのコラムをTech-On!に執筆していた。そこでは、その年に日本で発売された「iPhone 3G」を受けてこう書いている。「私はiPhone単体ではなく、アップルのビジネスモデルに注目しており、Androidについても同じ見方をしている」。また、「ネット上のサービスやコンテンツがリッチになり、あらゆるところから高速常時接続でネットにアクセスできる時代がそこまで来ている。このチャンスをつかむためのインフラ整備と考えると、iPhoneとAndroidの目指すところは明快である」とも書いた。 それからわずか2年半であるが、その間の