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ブックマーク / xtech.nikkei.com (467)

  • Google、画像検索エンジンのPlinkを買収、「Google Goggles」を強化へ

    画像検索エンジンを開発する英Plinkは英国時間2010年4月12日、米Googleが同社を買収したことを明らかにした。GoogleはPlink買収により、モバイル向け画像検索ツール「Google Goggles」を強化する。 Plinkは設立4カ月の新興会社で、ユーザーが携帯電話のカメラで撮影した絵画などをアップロードすると、それを識別して作品名やその作品の関連情報を提示するモバイルアプリケーション「Plink Art」を手がけている。今後はGoogle Gogglesチームの開発に加わる。Plink Artは従来通りダウンロード提供し、現状のまま利用可能だが、アップデートは行わない。 Google Gogglesは、Googleが昨年12月に同社のテストサイト「Google Labs」で公開したサービス(関連記事:Googleがモバイル検索を拡充,「撮影したもの」を検索可能に)。検索対

    Google、画像検索エンジンのPlinkを買収、「Google Goggles」を強化へ
  • 開発者に聞く、Xperiaのデザインとその意図

    開発者に聞く、Xperiaのデザインとその意図 ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ 商品企画担当 安達氏、インダストリアル・デザイン担当 鈴木氏、ソフトウエア開発担当 川上氏 ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズとNTTドコモは2010年1月21日、日国内でAndroid搭載スマートフォン「Xperia」を発表した。このXperiaは、日市場に特化せず、世界各国で販売するグローバル市場向け製品である。 実際に触れてみると、これまでの携帯電話とは違った存在感がある。スマートフォンとして現在までで最も成功したライバル製品のiPhoneシリーズと持ち比べてみても、Xperiaには単なる追従者とは違う“主張”が感じられる。 例えば、Xperiaを手に持ってみたときの重さ感。スペック上の重量はiPhone 3GSが135グラム、Xperiaは約139グラムとほぼ同じであ

    開発者に聞く、Xperiaのデザインとその意図
  • iPhoneやAndroidなどのアイデアを競う「i*deal Competition 2010」、最優秀作2件を選出

    モバイルデバイスに関するアイデア・コンテスト「i*deal Competition 2010」の最終審査会が2010年3月10日、都内で開催された。「i*deal Competition 2010」は三井ベンチャーズとティーガイアが主催し、ソニーと三井物産が協賛・協力している。 コンテストには、モバイルデバイス、特にiPhoneAndroid搭載スマートフォンを軸とした新規ビジネスのアイデアが多数寄せられた。この日は最終的に残った5件のプレゼンテーションが行われ、審査の結果、「最優秀賞」が2件選出される形となった。 色情報を使う2次元バーコードで印刷媒体とデジタル・メディアを融合 1番目のアイデアは、Content Idea of ASIAの小野田達哉氏が発表した「既存紙メディアと最先端スマートフォンが融合する新しいメディアプラットフォーム」。色情報を利用した2次元バーコード「PM-Co

    iPhoneやAndroidなどのアイデアを競う「i*deal Competition 2010」、最優秀作2件を選出
  • 指で文字を書いて検索、GoogleがAndroid向けモバイル・アプリを公開

    Googleは米国時間2010年3月3日、同社のモバイル・プラットフォーム「Android」を搭載したモバイル・デバイス向けの新アプリケーション「Gesture Search」を発表した。タッチスクリーンに指先で文字を書くことで検索が行える。 同社のテスト・サイト「Google Labs」からリリースする同アプリケーションは、手軽なモバイル検索の手段を提供する。正確にテキストを入力するのがわずらわしい時や、音声命令を使用できない環境で、連絡先情報、インストール済みアプリケーション、ブックマーク、音楽リストなどからすばやく探し出すことができる。 例えば「Anne」という名前の友だちに電話をかける場合、Gesture Searchを起動して、タッチスクリーン上に「A」を書く(図)。「A」が「H」のように読める場合は、AとHの両方の候補が表示される。続けて「n」を書くと対象が絞り込まれる。さら

    指で文字を書いて検索、GoogleがAndroid向けモバイル・アプリを公開
  • 台湾メーカーのスマートフォン戦略,AndroidでもFoxconn優位が続く

    図1●台湾のスマートフォンの出荷台数推移(2007年第1四半期〜2009年第3四半期実績,2009年第4四半期実績推定,2010年第1四半期予測)。出所:台湾Market Intelligence & Consulting Institute(MIC),(2009年12月)。 米Apple社が2009年の半ばに発売した「iPhone 3GS」は,ソフトもハード仕様も「iPhone 3G」とあまり変わらないが,2009年7~9月期(米Apple社の会計年度では第4四半期に該当)において740万台の販売台数を記録した。特に,米国の通信事業者A&T社において,同四半期のiPhoneの新規加入者が320万に上るなど,Apple社のブランド力が先代iPhoneを購入しなかったユーザーの需要を喚起できることを裏付けている。 年末商戦に臨んでApple社は1地域当たり1事業者にiPhoneの独占販売をさ

    台湾メーカーのスマートフォン戦略,AndroidでもFoxconn優位が続く
  • “部室”のワイガヤの中で研究開発、日本Androidの会「デ部」第2回会合

    2010年2月20日、都内にて、「日Androidの会 デベロッパー倶楽部」、通称「デ部」の第2回ミーティングが開催された。Androidの普及促進団体である日Androidの会の有志が、格的にAndroidアプリケーションを作る目的で集まったもの(関連記事)。この2回目ミーティングでは約30名が集まった。 複数のメンバーが集まり格的にアプリケーションを作ろうとしたとき、やり方は何通りもあるだろう。この「デ部」では、えがわ氏、adamrocker氏の2人の部長のもと、数名ずつのグループに分かれ、それぞれテーマに沿ってアプリケーションのアイデアを出し合い、開発に取り組んでいる。この日は「サウンド」「GUI」「通信」「モーションライブラリ」「エージェント」の5チームが今までの成果を発表し、その後、フリー・ディスカッションの時間を経て、今後の方針の発表を行った。この日は欠席となったが、以

    “部室”のワイガヤの中で研究開発、日本Androidの会「デ部」第2回会合
  • 機能を取捨選択できる軽量Androidが登場,OESFで開発

    余分なライブラリをすべて省いた最小構成のAndroid「Light-weight Android」が2010年2月末にも完成する。ターゲットとなるのは来のAndroidがターゲットとするスマートフォンほどの高機能が不要な組み込み機器。Light-weight Androidに機器ごとに必要な最小限の機能を追加して利用することを想定している。 開発したのは組み込み機器向けのAndroidプラットフォーム開発を目指すOpen Embedded Software Foudation(OESF)のCoreSystem Working Groupである。会員向けに2月末に完成版を公開するほか,同年夏にはOESFAndroidパッケージ「Embedded Master 2」に組み込んで一般に公開する予定である。 OESFではLight-weight Androidと併せ,選択した機能を使ってアプリ

    機能を取捨選択できる軽量Androidが登場,OESFで開発
  • 「女子部」が“モテるアプリの作り方”を指南、日本Androidの会「Andronjoナイト!」開催

    東京都内では、ソフトウエア開発者コミュニティによる『勉強会』と呼ばれるイベントが盛んに開催されている。その中でも、ひときわ異彩を放つ「Andronjoナイト!」が、2010年2月15日に開催された。女性による、女性のためのAndroidイベントである。この日集まった80名近い参加者の1/3は女性であった。 イベントの正式名称は「日Androidの会2010年2月のイベント」。Androidの普及促進団体「日Androidの会」の定例の勉強会という体裁ながら、企画と出演はすべて日Androidの会「女子部」が担当した。 「女子部」は、2009年12月1日に日Androidの会のメーリングリストに投稿された一通のメールから始まった。メールの投稿者は、現在「女子部」副部長のあんざいゆき氏(図書館検索および予約用AndroidアプリLibraroid開発者)。この投稿に対し、日Andro

    「女子部」が“モテるアプリの作り方”を指南、日本Androidの会「Andronjoナイト!」開催
  • 第3回 Android端末に独自サービスを埋め込む

    NTT東は端末仕様を無償公開 Androidを採用する理由として各社が挙げるのが「利用に縛りがなく、オープンで使いやすい」(NTT東日ブロードバンドサービス部アライアンス推進担当の中村浩担当部長)点と、「ユーザー・インタフェース(UI)まで含めたネット端末に必要な機能がすべて提供されている」(アーチャーマインドの王継平CEO)点だ。前者の特徴によってUIやミドルウエアなどを自社仕様に作り変えられるし、後者の特徴によって短期間で開発できる。 しかも、Androidが動作するデバイスは「簡単に手に入る」(NTT東日ブロードバンドサービス部情報機器開発担当/情報機器技術サービス担当の井上修吾担当部長)。台湾韓国では、多様な画面サイズや入力方式、センサーを持つ試作端末が作られており、これらからイメージに近い端末を選んで、若干のカスタマイズをメーカーに依頼すれば端末開発が完了する。あとは各社用

    第3回 Android端末に独自サービスを埋め込む
  • 第2回 Androidを起爆剤に急増するネット端末

    ここ数年で、携帯電話やパソコン以外の機器がインターネットにつながり、サービスを受けられるようになった。ゲーム機、液晶テレビAmazon Kindleなどのブック・リーダーだ。2010年には、この流れが加速度的に増していく(図1)。 起爆剤となるのは、米グーグルが開発したAndroidである。Android来、携帯電話用のプラットフォームだが、カスタマイズが自由なため、別種の端末開発にも応用できる。2008年10月のソースコードの公開から1年以上がたち、Androidベースの各種組み込み機器プラットフォームを開発するOESFや様々な企業によって、周辺技術の開発が進んできた。これが今後、一気に花開く。 フォトフレーム、カーナビ、STBがネット化 こうした動きが2009年11月に相次いで顕在化した(図2)。口火を切ったのは、NTT東日Androidをベースに作られたNGN(次世代ネット

    第2回 Androidを起爆剤に急増するネット端末
  • 第1回 携帯電話だけじゃない、Androidの次の舞台

    Googleが開発したスマートフォン・プラットフォームであるAndroidの、携帯電話以外での利用が拡大している。フォトフレームやセットトップボックス、インターネット端末、カーナビ、電子ブック・リーダーなど対象は多彩だ。日でもNTTやKDDIなどが開発を進めている。 Androidを搭載したスマートフォンが続々と登場している。2010年1月、Googleは自社ブランド携帯電話「Nexus One」を米国で発売した。日ではNTTドコモが国内で初のAndroidスマートフォン「HT-03A」を2009年7月に発売しているが、2010年4月には第2弾となるソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製の「Xperia」を投入する。ソフトバンクも2010年春にAndroid携帯電話の投入を表明した。 中国最大の携帯電話事業者チャイナ・モバイル(中国移動)はAndroidをベースとした端末仕

    第1回 携帯電話だけじゃない、Androidの次の舞台
  • 「電子書籍は無視できない」,Android端末を投入するNECに聞く

    電子書籍は無視できない」,Android端末を投入するNECに聞く NEC 支配人 パーソナルソリューション事業開発部長 西大 和男氏 米Apple Inc.が発表したタブレット型端末「iPad」。このような“板型”の端末は今後,続々と市場に登場すると見込まれる。NECも,かねてこうした端末の投入を検討している1社である。2010年中に,組み込み向けソフトウエア・プラットフォーム「Android」を搭載したネット端末の製品化を計画している。これに先駆け,NECビックローブは現在,海外メーカーから調達したAndroid端末を利用してモニター調査を進めている(Tech-On!関連記事)。 NEC 支配人 パーソナルソリューション事業開発部長の西大和男氏に,板型端末事業の方向性について聞いた。 ――ついにiPadが発表されました。 西大氏 画面寸法が5~10型の領域,つまりスマートフォンと

    「電子書籍は無視できない」,Android端末を投入するNECに聞く
  • 【MWC】独自のプラットフォーム「bada」を開発した理由は…,Samsung幹部に聞く

    Samsung Electronics社 Senior Vice President,Sales & Marketing TeamのHongsik Cho氏 韓国Samsung Electronics Co., Ltd.は,スペイン・バルセロナで開催中の「Mobile World Congress 2010」でスマートフォンの新機種「Samsung Wave」を出展している( Tech-On!の関連記事)。この端末は,同社独自の携帯電話機向けソフトウエア・プラットフォーム「bada」を採用した初めての端末である。badaやSamsung Waveを開発した狙いを,同社 Senior Vice President,Sales & Marketing TeamのHongsik Cho氏に聞いた。(聞き手は佐伯真也=日経エレクトロニクス) まず初めに,badaを開発した経緯を教えてほしい。 Ho

    【MWC】独自のプラットフォーム「bada」を開発した理由は…,Samsung幹部に聞く
  • 「Google Buzz」の自動フォロー機能が廃止、プライバシ懸念の声で

    Googleの新サービス「Google Buzz」に対し、プライバシ侵害を問うクレームが相次いでいる問題で、Googleは米国時間2010年2月13日、自動フォロー機能の提供を中止するといった対策を明らかにした。 同社が2010年2月9日に発表したGoogle Buzzは(関連記事:Google,新しいSNSGoogle Buzz」を公開,Gmailの履歴から「知り合い」を自動判別)、同社のインターネット・メール・サービス「Gmail」のユーザーが短いコメントのやりとりで手軽に人々と交流できるようにするツールだ。しかしリリース直後から、名や居場所が公開されてしまった、などとする苦情が相次ぎ、Googleはこれらの問題を回避する手段をユーザーに説明するなど、対応に追われた。 当初Google Buzzは、Gmailで頻繁にメールやチャットをしている相手を自動的にフォローするよう設定され

    「Google Buzz」の自動フォロー機能が廃止、プライバシ懸念の声で
  • Androidの会「デ部」で改めて考えたコミュニティの経済価値

    先日、日Androidの会に設立された「デ部」の第一回ミーティングを取材する機会があった(「コミュニティで格アプリを開発」、日Androidの会「デ部」が始動)。「デ部」とは、日Androidの会に先日設立された「Androidデベロッパー倶楽部」の通称である。 「デ部」は「ガチでAndroidアプリケーションを開発するグループ」(デ部)だ。アプリケーションだけでなく、モーション検知や通信、GUIなどのライブラリも作り、共有する。習作を作るつもりはない。デ部に参加しているのは、iモードメール・クライアント「IMoNi」や日本語入力アプリ「Simeji」などAndroidの著名アプリケーションの作者だ。 Androidは、iPhoneの次のスマートフォン・アプリケーション市場として多くの企業が参入のタイミングをうかがっている。そんな中で、現在ではまだ市場は小さいとはいえ、トップレベル

    Androidの会「デ部」で改めて考えたコミュニティの経済価値
  • OESFが組み込み機器向けアプリ・マーケット用のフレームワークを開発中

    写真 開発中のアプリケーション・マーケット・アクセス・クライアント。来は組み込み機器向けだが,デモ用にスマートフォン上で動かした。 Androidを搭載する組み込み機器から,個別運営のアプリケーション・マーケットを利用するためのクライアント・ソフトウエアが間もなく登場する(写真)。組み込み機器向けAndroidを推進するOpen Embedded Software Foundation(OESF)が開発を進めているもので,関係者が明らかにした。クライアント・ソフトウエアは,2010年3月にOESF会員,7月に一般に公開する予定のプラットフォーム「Embedded Master 2」に組み込む予定だ。 OESFが開発中のソフトウエアを使うと,機器ベンダーや通信事業者が独自に運営するアプリケーション・マーケットを利用できるようになる。米グーグルは,同社が運営するAndroid Marketを

    OESFが組み込み機器向けアプリ・マーケット用のフレームワークを開発中
  • Androidを使ったカーナビ共通プラットフォームの開発が始動

    写真●ミックウェアが開発した評価用カーナビ・システム 夏から販売する。価格は未定だが数十万円程度の見込み 2010年2月5日,カー・ナビゲーション・システム用の共通プラットフォームをAndroidをベースに作る動きが明らかになった。Androidを使った組み込みシステムのプラットフォーム作りを目指す団体OESF(Open Embedded Software Foundation)が定期総会を開催。その中で,「Automotive Working Group」を立ち上げたことを明らかにした。 Automotive Working Groupでは,カー・ナビゲーション・システムで共通に必要となるAPI(application programming interface)を定義する。異なるメーカーの装置であっても,同じアプリケーションが動作できる環境を整えることが狙いだ。 地図を操作するAPI

    Androidを使ったカーナビ共通プラットフォームの開発が始動
  • [NTT東日本]Android端末使う家庭向け情報サービス,「Lモードとは全然違う」

    NTT東日が,Android搭載のデジタル・フォトフレーム「光iフレーム」(仮称)を端末とする情報配信サービスの実証実験を始めた(関連記事)。同サービスでは,ウィジェットを使って最新情報の自動配信などを提供する。光iフレームは無線LAN機能を搭載するが,利用する回線は「フレッツ光」。ウィジェットを使った携帯向け情報サービスの固定通信版といった趣がある。 NTT東西で携帯サービスの固定版と言えば,2001年開始の「Lモード」を思い出す。FAX一体型端末などを使い,NTTドコモの「iモード」と同じような電子メール送受信や各種情報検索ができるサービスだ。しかし通常のFAX機よりも高価な端末の購入が必要だったことなどから加入者が伸び悩み,2010年3月末にはサービスを終了する。光iフレームはLモードの二の舞にならないのか。 これに対して,NTT東日の中村浩ブロードバンドサービス部アライアンス推

    [NTT東日本]Android端末使う家庭向け情報サービス,「Lモードとは全然違う」
  • 「コミュニティで本格アプリを開発」、日本Androidの会「デ部」が始動

    2010年1月16日、開発者コミュニティ「日Androidの会」内のグループ「Androidデベロッパー倶楽部(通称「デ部」)」の第一回ミーティングが都内で開催された。Androidアプリケーション開発経験者を中心に約30名が参加した。 単なる勉強会ではない。実績を持つ開発者が中心となり、格的なアプリケーションを実際に開発する活動だ。この日の第一回ミーティングではアイデアの披露と議論を軸とした「アイデアソン」を実施。参加者は複数のチームに分かれ、Androidアプリケーションの開発に乗り出した。 著名Androidアプリの開発者が顔をそろえる この「デ部」は、日Androidの会のメーリングリストに投稿された「気でAndroidアプリを作ることを目的とした集まりを作ろう」、との呼びかけをきっかけに発足したグループである。参加資格は、Android Marketでアプリを公開している

    「コミュニティで本格アプリを開発」、日本Androidの会「デ部」が始動
  • グーグルを報道できなかったコンピュータ専門誌

    特オチという新聞用語がある。他誌がこぞって報じた重大ニュースを掲載できなかった(落とした)ことを指す。特オチをしでかした記者や編集者には、「××で特オチ」というレッテルがついて回る。 雑誌の場合、必ずしもニュースが売り物ではないから「あの雑誌が特オチをした」という言い方はあまりされない。しかし、多くの雑誌が報じていることを、ほとんど報じてこなかったとしたら、特オチと呼んでもよいと思う。 残念ながら、わが日経コンピュータは過去数年にわたって、特オチを続けてきた。それはグーグルの動向に関してである。今や、グーグルに関する書籍は多数出版され、様々な雑誌が繰り返し、特集を組んでいる。ところが、コンピュータ専門誌でありながら、日経コンピュータはグーグルのことをほとんど報じてこなかった。 編集部が手抜きをしていたわけではない。報道し損ねた理由は、日経コンピュータが主として企業情報システムについて報道し

    グーグルを報道できなかったコンピュータ専門誌