タグ

ブックマーク / takekuma.cocolog-nifty.com (9)

  • 今回の「サルまん」連載中止について: たけくまメモ

    以下書くことはあくまで竹熊個人の意見であり、相原コージ氏や編集部の見解とは異なっていることをご注意ください。 まずは、主として俺のワガママで連載中断の事態に至ってしまったことを、ここまで愛読していただいた読者の皆様・連載関係者の皆様には深くお詫び申し上げます。「作者の都合で一方的に連載中止するなんて無責任だ」との批判があることは承知していますが、俺としては、もはや失敗作であることが自分には明らかとなった連載を、このまま続けることに意義が感じられず、そっちのほうが読者に失礼ではないかと思ったということです。 「そこをなんとかするのがプロだろう」と言われれば返す言葉がありません。しかし『サルまん』は相原君と俺の共同作品であることが大前提であり、にもかかわらず両者の作品に対する方向性に違いが生じて、もはや話し合いでどうにかなるレベルを超えてしまっていたということであります。批判は、甘んじて受ける

  • ボブの絵画教室とニコニコ動画: たけくまメモ

    ここに来てニコニコ動画大ブレイクですね。最初はYOUTUBEの日版くらいに思っていたら、見てる人が勝手に字幕コメントいれて自由に突っ込めるというのが、2ちゃんねる世代にジャストフィットしました。まあ運営を2ちゃんの管理人である西村博之氏の会社(ニワンゴ)がやっているわけですから、2ちゃんっぽくて当然なんだけど。2ちゃんの実況板と、YOUTUBEが合体したらこうなるって感じですかね。 それで、ニコニコ動画で、昔NHK-BSでやってたボブ・ロスの『ボブの絵画教室』が大量にアップされてたんで、思わず見入ってしまいました。 『ボブの絵画教室』は今、DVDボックスで発売されてますけど、俺、この日版スタッフからコメント依頼されていたことを思い出しました。去年、発売前にメールもらってたんですよ。受けたはずなんだけど、そのあと長期入院しちゃったのでウヤムヤになったんですが。 ボブは、ボブロス画法と呼ば

  • 俺の“難民”時代(1): たけくまメモ

    ええと、前のエントリ「フジでオマイラキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」(リンク→★)で、「俺も昔はネカフェ難民みたいなものだった」みたいなことを書きました。ネカフェ難民のニュースを見ると、どうもそのことを思い出してしょうがないんですよ。俺の 『私とハルマゲドン』(ちくま文庫)にも出てくるエピソードなんですが(※注)、あのは現在入手困難ですので、ミクシイ日記にそのことをちょっと書いたんですね。そしたらわりと好評でしたんで、加筆してあらためて「たけくまメモ」に掲載することにしました。 なんで俺が「難民」になったかというと、これはブログでも書いたと思うけど、直接的には親(母親)との確執が理由で、このままだと家庭内暴力に発展しかねないので自分から家を出たわけですね。1981年の初春、俺が20歳の時です。 でも家出た理由はそれだけではなくて、文筆とか編集のようなクリエイティブ方面に進みたかったと

    akaiho
    akaiho 2007/07/18
  • たけくまメモ : フジでオマイラキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! 

    さっき放映されたフジテレビの「プレミア5」という番組で「格差社会」の特集やってたんだけど、例によって「携帯で日雇い派遣」とか、いかにもオタク風な36歳の「ネカフェ難民」とか始まったんで、さっそく2ちゃんの実況板にアクセスしたんですよ。フジ専用の板に。そしたら、歳いったオタクの人が映ったのを見ながら、例の オマエラキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!! ……は実はあんまりなくて、 おまいらキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!! が連呼されてました。やっぱり「オマエラ」が「おまいら」になってましたねみんな。前にこのことに触れたエントリ書いたときも、「おまいら」じゃないのって指摘があったと思うけど、このAAがはじまった2年くらい前は「オマエラ」が主流だったように思う。まあ、そんなことはどうでもいいんですが。 http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2

  • ネットアナーキズムの時代: たけくまメモ

    すでに2ちゃんねるでは昨日から祭りになってますが、警官のPCから超極秘資料がウィニー流出して大騒ぎですね。 http://www.zakzak.co.jp/top/2007_06/t2007061401.html ↑ZAKZAKの記事 俺は、数年前にMXってファイル交換ソフトを一瞬試しただけで、結局ウィニーには触ってもいないんですが、触らなくてよかったというか、ウィニー流出用のキンタマ・ウィルスってものすごい威力ですね。安倍総理が官房長官だった頃に「ウィニーは絶対使わないように」と国民に呼びかけてましたが、こんなファイルがホイホイ流出するようではさもありなんと思います。 でもこういうのって人間の能に直結してますから、エロ映像がタダで手に入るという誘惑には、公職にあろうがなかろうが関係ないんでしょう。あと、インターネット自体が持つ、便利さと裏腹のアナーキズム性というのを、強く感じました。

    akaiho
    akaiho 2007/06/16
  • たけくまメモ : まだ最悪ではない

    たぶん俺は楽天的性格なのだと思う。昨年暮れ、2度目の脳梗塞を発症して開頭手術を行い、意識を取り戻して、最初に思ったことが「まだ最悪ではない」という言葉だった。なぜかといえば、とりあえずはまず、生きているということ。これだけでもう最悪ではない。そして病気は俺から歩行の自由を奪い発語もやや不自由になったが、それでも他人と不都合なく話せるし、論理的思考にも問題はなさそうだ。目も見え、手先も一応動くので、ワープロを打つこともできる。つまり俺にとって、、仕事やブログに復帰するための障害は何一つないということである。 こうなると、俺のもともとの性格である楽天性が首をもたげる。その次にかんがえたことは、なんとかして「たけくまメモ」を再開できないかということと、自分の病気をギャグにできないかということだった。ブログで「脳梗塞のラブリーな言い替え方募集」をしてみようと思ったり。俺もちょっと考えたが、「脳づま

    akaiho
    akaiho 2007/01/31
    リスクヘッジ
  • 体調は最悪です。: たけくまメモ

    この文章はイシダが口述筆記で代理でアップしています。 すっかり体力が落ちてしまいハシも持てない位です。一日中寝ている身で寝返りもうてないし一晩中おなじ格好は拷問。体中を煮えくり返るような不快感が津波のようにやってくる生き地獄を味わっています。脳梗塞なんてなるもんじゃないですよ。今後脳梗塞にしてやると言われても遠慮願いたいものです。もはや死ぬ元気すら残っていないので死にません。くたばる事を心待ちにしているあの方やこの方、残念でした! そのうち体力が付いてくればウィットに富んだジョークが書けるようになりますが今は となりの客はよく柿う客だ 精一杯がんばって となりに垣根ができたんだってね へぇー この程度です。 ここからの復活劇を楽しみに待っていて下さい。

    akaiho
    akaiho 2007/01/03
    色んな意味ですごいわ
  • 明日の講義は「日米アニメ戦」: たけくまメモ

    『桃太郎・海の神兵』(瀬尾光世監督・松竹・1944) 明日の授業の準備をいましがたまでしておりました。明日は多摩美で「戦時下のマンガとアニメ」というテーマでやるんですが、その参考上映用のアニメの編集などを。 かの有名な日最初の長編アニメでもある『桃太郎・海の神兵』(海軍省後援・瀬尾光世監督・1944)と、ディズニー戦争プロパガンダアニメを見比べようという内容であります。昨年、ディズニーが第二次大戦中に製作したプロパガンダ作品ばかりを集めたDVD『ON THE FRONT LINES』がアメリカで発売され、この手の講義がぐっとやりやすくなりました。(日での発売は金輪際ないと思いますが) 『桃太郎・海の神兵』(瀬尾光世監督・松竹・1944) 『桃太郎・海の神兵』が公開されたのはちょうど日の各都市が大空襲にさらされていた最中で、結局三日間で公開打ち切りだったそうなんですが、我らが手塚先生

  • フリーにとって原稿料とは何か(1): たけくまメモ

    http://www.actiblog.com/ugaya/7007 ↑烏賀陽(うがや)弘道の音楽コラム 「みなさん、さようなら。ブログ連載から降ります」 元朝日新聞記者で、現在フリーライターの烏賀陽弘道さんが、原稿料のことで商用サイト編集部ともめて、連載を降板する際に最終回で事情を全部ぶちまけて怒っている、というのがネット内で話題になってますね。俺も一応同業者なので、無関心ではいられません。ちょっとこの件に関してコメントしたいと思います。 詳しくは上のページを読めばわかりますが、要約するなら 「AFPBB(原稿発注側)の依頼でネット連載を引き受けたが、原稿料が異常に安すぎる。これでは原稿にかける労力(取材・データ検証・執筆)にとても見合わないので、降ろさせてもらう」 ということのようです。 では、なぜそんな安い仕事を引き受けたのか、という当然予想される疑問に対して、烏賀陽さんは次のように

  • 1