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ブックマーク / gendai.media (687)

  • インテリ気取りで「受け売りの知識」を披露…私たちはみんな「亜インテリ」なのかもしれない(綿野 恵太) @gendai_biz

    インテリを気取ってはいるけれど、そのじつ耳学問で仕入れた受け売りの知識をひけらかしているだけの人々——丸山眞男はいまから50年以上前にこうした存在を「亜インテリ」と呼びましたが、じつは現代こそが「亜インテリ」というキーワードによって特徴づけられるのかもしれません。『みんな政治でバカになる』(晶文社)を上梓した、批評家の綿野恵太氏が解説します。 バカの二乗 人間の思考には「直観システム」と「推論システム」というふたつのメカニズムがある(二重過程理論)*1。「直観システム」は非言語的・自動的・無意識的であるため、素早く判断できる。しかし、間違いも多い。その間違いには一定のパターン=「認知バイアス」がある。「推論システム」は言語的・意識的な推論をおこなう。「直観システム」に比べて間違いは少ないが、時間や労力を必要とする。私たちは「認知バイアス」ゆえに「バカ」げた言動をとってしまう*2。 くわえて

    インテリ気取りで「受け売りの知識」を披露…私たちはみんな「亜インテリ」なのかもしれない(綿野 恵太) @gendai_biz
  • 韓国が日本を抜いていく――これがアベノミクス時代、最大の「事件」だ(野口 悠紀雄) @gendai_biz

    の実質賃金が2000年頃からほとんど横ばいだったのに対して、韓国の実質賃金は2020年までに1.4倍になった。このため、2000年には日の7割でしかなかった韓国の賃金が、2020年には日より9%ほど高い水準になった。さまざまな国際ランキングでも、いまや韓国は日より上位に位置している。 こうなったのは、韓国技術革新が行われたのに対して、日円安に安住して技術革新を怠ったからだ。 日人が聞きたくないニュース 総選挙が近づいていることもあり、アベノミクス評価の議論がなされている。 アベノミクスの期間に起きた重要な「事件」の1つは、韓国が日を追い抜いたことだ。いま韓国は、さまざまな指標で日を抜きつつある。 韓国の人口は日の4割程度だから、GDPで見れば、日のほうがずっと大きい。このため、変化はあまり目につかない。しかし、重要なのは、GDP全体よりは、豊かさなど、1人当たりの

    韓国が日本を抜いていく――これがアベノミクス時代、最大の「事件」だ(野口 悠紀雄) @gendai_biz
  • 殴る、蹴る、労働者を「生き埋め」に…明治の「タコ部屋」のヤバすぎる現実(朝里 樹) @moneygendai

    殴る、蹴る、労働者を「生き埋め」に…明治の「タコ部屋」のヤバすぎる現実 一度入ったら、まず抜け出せない… 一度入ると、出られない… かつて北海道や樺太を中心に「タコ」と呼ばれる労働者たちがいた。彼らは「タコ部屋」と呼ばれる宿舎に詰め込まれ、その多くは娯楽もなく、私語も禁止され、満足な事も与えられず、過酷な労働に従事させられたという。 その歴史は1890年(明治23年)まで遡る。開拓期にあった北海道において、当初は囚人を使って行われていた工事が廃止され、全国から集められた労働者が鉄道、道路、港湾、用水溝といった工事に携わることになった。これらの労働者が「タコ」と呼ばれる者たちだった。 「タコ」の名前の由来はいくつか説がある。誘拐や脅迫、詐欺などによって北海道外から連れ込まれたため「他雇」と呼ばれたことに由来するという説、長年の労働で肩にタコができた熟練の土工が、その技術と労働力を売ることを

    殴る、蹴る、労働者を「生き埋め」に…明治の「タコ部屋」のヤバすぎる現実(朝里 樹) @moneygendai
  • トンネルの壁から撲殺遺体が…「人柱」として埋められた、労働者たちの「無念」(朝里 樹) @moneygendai

    トンネルの壁から撲殺遺体が…「人柱」として埋められた、労働者たちの「無念」 この惨い犠牲を、忘れてはならない 日の近代化が進んだ明治時代、北海道を中心に「タコ」と呼ばれる労働者がいた。半ば騙すような形で勧誘され、「タコ部屋」という宿舎に詰め込まれて外部との接触を断たれた彼らの実態は、【前編】『殴る、蹴る、労働者を「生き埋め」に…明治の「タコ部屋」のヤバすぎる現実』で見た通りだ。悲惨な環境で過酷な重労働に従事する毎日だったというが、時にはさらに惨たらしい方法で死へと追い込まれていった。 地元に残されてきた「言い伝え」 「タコ」と呼ばれた人たちの幽霊。それは間近で彼らの姿を見てきた地元の人々によって伝承された。 例えば北海道の東部にある厚岸郡厚岸町には「タコがつくった人形」という言い伝えが残されている。それによれば、タコ部屋の凄惨な状況を見たひとりの労働者が、人形師であった経験を生かして死ん

    トンネルの壁から撲殺遺体が…「人柱」として埋められた、労働者たちの「無念」(朝里 樹) @moneygendai
  • 国が見捨てた就職氷河期世代の絶望…バブル崩壊後の30年間で何が起きたか(小林 美希) @gendai_biz

    2021年9月29日に自民党の総裁選が行われ、その後には総選挙が控えている。政治家が「中間層の底上げ」を訴えるが、考えてみてほしい。もとはといえば、中間層を崩壊させたのは政治ではなかったか。 国際競争の名の下で人件費を削減したい経済界は政治に圧力をかけた。不況がくる度に労働関連法の規制緩和が行われ、日の屋台骨が崩れていった。最も影響を受けたのが就職氷河期世代だ。これからを担っていくはずだった若者たちが、非正規雇用のまま40~50代になった。 私が非正規雇用の問題を追って18年――。いったい、何が変わったのか。 大卒就職率6割以下の時代 1980年代には8割あった大卒就職率は、バブル経済が崩壊した1991年以降に下がり始めた。そして2000年3月、統計上、初めて大卒就職率が6割を下回る55.8%に落ち込んだ。大学を卒業しても2人に1人は就職できなかったというこの年に、私は関西地方で大学を卒

    国が見捨てた就職氷河期世代の絶望…バブル崩壊後の30年間で何が起きたか(小林 美希) @gendai_biz
  • ウィシュマさんだけじゃない…「仲間じゃない人は死んでもいい」日本の現実(安田 菜津紀)

    2021年3月6日、名古屋の入国管理局の収容施設で、スリランカ人のウィシュマ・サンダマリさんが亡くなった事件から、半年以上が過ぎた。ウィシュマさんは、2017年、英語教師を目指して日に留学、学校を辞めざるをえなくなったのち、2020年8月に収容施設に収容された。しかし体調を崩し、衰弱しても、最後まで満足な治療や再検査を受けることはできなかった。死亡当時、まだ33歳という若さだった。 この事件は、収容施設での人権を侵害する信じがたい対応が、「今」「この日で」行われていることを浮き彫りにした。浮き彫りにしたといっても、実態がすべて明らかになったわけではない。遺族がもとめていたもののうち、入管が提出してきたのはほぼ黒塗りの資料と、わずか2時間のみのビデオだった。その2時間のビデオですら、遺族が見るに堪えられなかったものだという。 ウィシュマさんが亡くなる直前に閣議決定され、国会に提出された入

    ウィシュマさんだけじゃない…「仲間じゃない人は死んでもいい」日本の現実(安田 菜津紀)
  • 英語版『鬼滅の刃』煉獄さんの“名セリフ”でわかった、「柱」に込められた深すぎる意味(古川 順大) @moneygendai

    (編注)9月25日の「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」のテレビ放送にともない、昨年11月28日に掲載された記事を一部編集のうえ再掲します。また「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」の内容を含んでいます。 英語版でも「名言」だった 「今度は君たちが鬼殺隊を支える柱となるのだ」 「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」において、煉獄杏寿郎は竈門炭治郎たちにこの言葉を贈った。鬼殺隊に所属する煉獄杏寿郎は、「柱」と呼ばれる、最も位の高い九名の剣士の一人である。 そもそも、煉獄杏寿郎たち九名の剣士は、なぜ「柱(はしら)」と呼ばれるのであろうか。考えてみれば、こうした実力者を表す言葉として、「柱」というのは聞き慣れない。 以下では、「柱」という呼び名に込められた、2つの意味を考えてみたい。1つは、多くのファンが漠然と感じている意味。もう1つは、「柱」という言葉が昔から持っている意味である。 実は、「柱」という呼び名の

    英語版『鬼滅の刃』煉獄さんの“名セリフ”でわかった、「柱」に込められた深すぎる意味(古川 順大) @moneygendai
  • 発達障害の「女性差別」に苦しむ韓国女性たちがいま、声を上げている(安宿 緑)

    ではここ十数年にかけて、発達障害ADHDASD)への認知が高まり、今やメディアで発達障害の言葉を見ない日はないほど浸透した。 韓国でも近年、特にADHDに対する関心が高く、当事者による手記や子育てが出版され、SNSで公表する動きや当事者のコミュニティが現れ始めている。国内研究においては、1985年頃から専門誌で小児科疾患の領域として言及され、成人の疾患については2000年代から加速した。 しかし、診断率は諸外国に比べて低い傾向にある。大韓小児青少年精神医学会が2018年に発表した統計によると、国内におよそ82万人の患者がいる中、診断率は0.7%前後である。 診断が広まらない背景には、日と同様に根強い社会的偏見と、ADHDが主に「青少年」の疾患として取り扱われ、成人向けの専門医が不足しているという事情がある(ちなみに北朝鮮でもADHDは青少年の疾患として取り扱われている)。 だが

    発達障害の「女性差別」に苦しむ韓国女性たちがいま、声を上げている(安宿 緑)
  • 「ワクチンパスポート」と「マイナンバー」の「危険な関係」 (野口 悠紀雄) @gendai_biz

    政府は、国内で用いるデジタル形式のワクチンパスポートを発行する計画だ。しかし、ここには重大な問題がある。 ワクチンパスポートではマイナンバーを用いる。これまで認められてきたのとは異質の目的にマイナンバーを用いることになる。ここで一歩踏み出せば、マイナンバーを国民管理の道具に用いる道が開けることにならないか? この仕組みを使えない人をどうする? 政府は9月9日、デジタル形式のワクチン接種証明書を発行すると表明した。店舗や会場での提示を想定する。また、都道府県をまたぐ移動など、緊急事態宣言下の行動制限の対象外とする。学校では部活なども原則自由にする。 このような「国内ワクチンパスポート」は、ヨーロッパなどでも、導入されているか、あるいは導入が決まっている。以下では、これを日で導入する場合にどのような問題があるかを検討しよう。 政府が考えているのはデジタル化された証明書だ。スマートフォンなどか

    「ワクチンパスポート」と「マイナンバー」の「危険な関係」 (野口 悠紀雄) @gendai_biz
  • 小野賢章「ハリーの吹き替え」から「仕事がない時代」を経て得た大きなもの(菊地 陽子)

    韓国映画を観るたび、「気合が入ってるな」と思う なぜ人は狂うのだろうか? 科学と文明の時代に生きる現代人にとって、どうにも解明されない問題や不慮の厄災は脅威以外の何物でもない。世界が今まさに、新型コロナウィルス感染症という疫病の脅威に晒され、誰もがヒリヒリとした日常を送る中、日生劇場で上演されているミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』は、そんな現代人に、一つの疑問を投げかける。人間が真に恐れるべきなのは、人間が持つ狂気なのではないかと。 19世紀のロンドンで起こった“切り裂きジャック”の事件をモチーフにしたこの作品は、2007年にチェコで生まれた。2年後に韓国で上演された際は、大幅な脚色と新曲の追加などを経て、10年以上にもわたって上演される大ヒットミュージカルになった。その『ジャック・ザ・リッパー』の日版で、木村達成さんとダブルキャストで、主人公ダニエルを演じているのが小野賢章さんだ

    小野賢章「ハリーの吹き替え」から「仕事がない時代」を経て得た大きなもの(菊地 陽子)
  • これから「みずほ銀行」に起こる、ヤバすぎる現実…システムの「爆弾」を誰も処理できない(週刊現代) @moneygendai

    今年8月に発生したみずほ銀行のシステムトラブル。実は19年前にもこれに似たケースが起こっていたことを【前編】『「みずほ銀行」のシステム障害はなぜ防げなかったのか…エンジニアを見下す「悪しき体質」』で報じた。多発する「システム障害」の爆弾を抱えた同行は今後どうなっていくのか…? 隠れていた「古の言語」 全体像の見えない「バベルの塔」と化したみずほのシステム。その成り立ちとは、どのようなものなのか。 過去に2度、みずほは大きなシステム障害を起こしている。1度目は前編でも触れた、'02年の3行統合に伴う混乱だ。 統合時、みずほは旧3行が使っていた複数の異なるシステムを生き残らせたまま、「ゲートウェイ・システム」と呼ばれる中継プログラムでそれらを繋ぎ合わせるという方針を打ち出した。 だが、この建て付けそのものに難があった。当時の事情を知るみずほ行員が言う。 「勧銀は富士通製のメインフレーム(大型コ

    これから「みずほ銀行」に起こる、ヤバすぎる現実…システムの「爆弾」を誰も処理できない(週刊現代) @moneygendai
  • 高度成長期に大ブーム…反戦平和教育と共存した「戦争漫画」の遺産(神立 尚紀) @gendai_biz

    戦争によって焦土と化した日が、徐々に復興し、高度成長期を迎えた頃、少年たちを熱狂させたのは、その戦争を題材とした漫画だった。 学校では、反戦・平和教育が徹底されていた時代に、なぜこのような「戦争漫画」ブームが起こったのか。その興亡からは、戦後日の複雑な容貌が見えてくる。 ON、大鵬とともに表紙を飾った「零戦」 かつて、1960年代をピークとして、少年漫画誌に太平洋戦争中の日海軍の戦闘機「零戦」や陸軍の戦闘機「隼」が飛び交い、「紫電改」が乱舞する時代があった。 軍用機だけではない。当時の少年誌を眺めて見ると、戦艦「大和」、戦車、自衛隊、忍者、馬賊(旧満州で暴れ回った賊。日人の頭目もいた)……といった、いまでいうミリタリーや歴史を題材にした活劇風の絵が、当時大人気だったプロ野球の長嶋茂雄や王貞治、大相撲の大鵬などとともに表紙を飾っている。 当時の子供たちがどんなものに関心を持っていたか

    高度成長期に大ブーム…反戦平和教育と共存した「戦争漫画」の遺産(神立 尚紀) @gendai_biz
  • 元アイドルのアラサー女子が、ハイスペ男子に疲れ、「官能小説」を執筆するまで(大木 亜希子) @gendai_biz

    元SDN48のメンバーで現在は作家として活躍する大木亜希子さん。56歳の見知らぬオジサンと同居した経験をまとめた私小説は、コミカライズもされ、大きな話題を集めた。そんな彼女が次に挑んだのは「官能小説」。単なる性愛文学ではない、作品に込めた「元アイドルの悲痛な叫び」とは。 レズビアン風俗をテーマに選んだ理由 ――『小説現代』7月号のNEO官能小説特集に掲載された『MILK』が反響を呼んでいます。特に主人公・藤井楓がレズビアン風俗店に行くシーンが印象的でしたが、なぜレズビアン風俗について書こうと思ったのですか。 大木:女性同士の連帯や絆を表す「シスターフッド」という言葉があります。1960年代後半から70年代前半に世界中で起こった女性解放運動の中でよく使われた言葉です。私はSDN48という女性アイドルグループにいたんですけど、そこではシスターフッドの繰り返しだったんです。 現役卒業後、「メンバ

    元アイドルのアラサー女子が、ハイスペ男子に疲れ、「官能小説」を執筆するまで(大木 亜希子) @gendai_biz
  • 「少女を埋める」論争が文学史上「奇妙」と言える“3つのワケ”(飯田 一史) @gendai_biz

    で「プライヴァシー権」が初めて法的な争点となった三島由紀夫の「宴のあと」事件や、最高裁にまで争いが及んだ柳美里の「石に泳ぐ魚」事件をはじめ、作家が特定の人物をモデルに書いた小説をめぐって無数のトラブルが生じてきた。 そのもっとも新しいケースが文藝春秋社の文芸誌「文學界」2021年9月号に直木賞作家の桜庭一樹が「初めて私小説の形で書いた」(8月6日のTweetより)という「少女を埋める」をめぐって、「朝日新聞」の文芸時評で同作を取り上げた翻訳者の鴻巣友季子と桜庭との間で交わされた論争である。 同作は桜庭を思わせる東京在住の作家・冬子が入院中の父が長くないと母から聞き、7年ぶりに故郷の鳥取に帰るところから始まる物語なのだが――モデル小説歴史から見ると、今回のトラブルはきわめて奇妙な点がいくつかある。 日の近現代文学上のモデル小説のトラブルの歴史を扱った『プライヴァシーの誕生』(新曜社)

    「少女を埋める」論争が文学史上「奇妙」と言える“3つのワケ”(飯田 一史) @gendai_biz
  • 「PTAを退会する」と告げた37歳母親に、PTA役員が返した「衝撃のひと言」(長島 ともこ) @gendai_biz

    「来年度のPTA役員を決める『互選会』に参加する保護者を各クラスから2名以上選出します」という内容で、クラスで2名以上立候補者が出ない場合はくじびき。そのくじびきでは、 ・ 保護者自身が病気の場合 ・ 介護など家庭の事情で活動が難しい場合 ・ 幼稚園や中学校でPTA役員をしている場合 など、明らかに引き受けるのは難しいだろうと思われる場合であっても保護者の除外がなく、上記のような保護者がくじで選出された場合は、互選会で“できない理由”を参加者の前で述べなければならないというのです。

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  • 格差拡大、貧困増大…それでも「若者の生活満足度」が高いこれだけの理由(土井 隆義) @gendai_biz

    格差拡大、貧困増大…それでも「若者の生活満足度」が高いこれだけの理由 若年層に拡がる「宿命論」的な人生観 親ガチャに外れた… 「親ガチャに外れちゃったよ」。昨今、学生たちの会話に耳を傾けていると、時折そんな声が聞こえてくるようになった。オンラインゲームで希望のアイテムを入手するための電子くじシステムを「ガチャ」という。もともとは店舗などに置いてある小型の自動販売機で、硬貨を入れてレバーを回すとカプセル入りの玩具が無作為に出てくるガチャガチャが語源である。そのシステムに自分の出生をなぞらえたのが親ガチャである。 ガチャでどんなアイテムが当たるかは運任せである。ときには一発で大当たりすることもあるが、いくら課金しても弱いアイテムしか入手できないこともある。自分の出生もそれと同じことで、私たちは誰しもどんな親の元に生まれてくるかを選べない。そこには当たりもあれば外れもある。自分の人生が希望通りに

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  • 9月から『鬼滅の刃』ブーム再び…フジテレビが「プライドを捨てられた」理由(木村 隆志) @moneygendai

    9月の土日祝日ゴールデンを席巻 情報解禁された8月30日夜からファンたちが歓喜の声をあげ続けている。9月25日(土)21時からの『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』の初放送に向けたアニメ『竈門炭次郞 立志編 特別編集版』(フジテレビ系)の一挙放送が発表されたからだ。 しかも、その内容が圧倒的だった。9月11日(土)19時 第一夜 兄妹の絆、12日(日)19時 第二夜 浅草編、18日(土)19時 第三夜 鼓屋敷編、19日(日)19時 第四夜 那田蜘蛛山編、23日(祝)19時 第五夜 柱合会議・蝶屋敷編と、これまでのストーリーを網羅するだけでなく、すべて9月の土日祝日ゴールデンタイムに放送される。 つまり、9月の土日祝日は10日間中6日にわたって『鬼滅の刃』が放送されることになり、しかも家族そろってみられる休日の19時台であることから、再び一大旋風を起こすことは間違いないだろう。 そう言い切れるの

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  • 警察庁長官狙撃事件「真の容疑者」中村泰からの獄中メッセージ(原 雄一) @gendai_biz

    平成7(1995)年3月30日に発生した、國松孝次警察庁長官狙撃事件。オウム真理教による犯行の可能性が高いとされながら、未解決のこの事件には、警視庁捜査第一課元刑事・原雄一氏の執念の捜査で浮かび上がった「真犯人」中村泰受刑者がいた。 原氏は今年3月、事件の真実を綴った『宿命 警視庁捜査第一課刑事の23年』を刊行。書を読んだ中村受刑者の「協力者」から原氏宛てに手紙が届き、事件は新たな展開を見せている(詳細は原氏の特別寄稿「警察庁長官狙撃事件の真犯人を支援した『協力者』からの手紙」を参照)。また、今夜9月8日(土)21時からのNHKスペシャル「未解決事件シリーズ」では、原氏と中村受刑者の長い闘いが実録ドラマとして放映される。 このたび公開するのは、獄中の中村泰受刑者自身がつづった『宿命』の「書評」である。中村受刑者は「現代ビジネス」での発表を前提にこの一文をまとめ、著者である原氏に託した(表

    警察庁長官狙撃事件「真の容疑者」中村泰からの獄中メッセージ(原 雄一) @gendai_biz
  • 閉館する「大江戸温泉物語」が、お台場の“オタク文化”に果たした「大きな役割」(菊地 映輝) @moneygendai

    惜しまれながらも閉館 お台場にある温泉テーマパーク「東京お台場 大江戸温泉物語」が、2021年9月5日に営業を終了し閉館する。同館は2003年3月に開業し、今日までの18年間、多くの人に愛されたお台場エリアを代表する施設の1つであった。 閉館の理由は、東京都との間で結んでいた事業用定期借地権設定契約が2021年末に期限を迎えることが原因のようである。大江戸温泉物語を運営する大江戸温泉物語ホテルズ&リゾーツ株式会社は、同施設の営業を継続するために様々な方策を検討したという(※1)。 同社にとってお台場は創業の地であり可能な限り営業を続けたかった。しかし、東京都との契約締結当時の借地借家法では、契約の最長期間が20年となっており延長が認められておらず、東京都との再契約も叶わなかったことから営業を終了せざるを得なくなった。 大江戸温泉物語ホテルズ&リゾーツ株式会社は、大江戸温泉物語の名前を冠する

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  • モデル・エリーローズが中学生時代、イギリスの女子寄宿学校で学んだ「性教育」(エリー ローズ)

    エリー ローズさんは、日人の父(写真家)とイギリス人の母(スタイリスト)のあいだに生まれ、モデルやDJとして幅広く活躍しています。ファッショナブルだけど肩に力が入っていない生活が人気で、Instagramのフォロワーは現在37.3万人(2021年8月時点)。国内外に友だちが多く、多様な視点でのSNS投稿が支持されています。 今回は、中学生時代、イギリスの女子寄宿学校に3年間留学していたエリーさんに、そのとき学んだ性教育について綴っていただきました。日でもようやく性教育の重要性が叫ばれるようになりましたが、エリーさんは、中学生ですでにコンドームの付け方、セックスで知っておくべきマナーなどを学んだといいます。 日とイギリスの性教育の違い 皆さんこんにちは。 先月のコラム「セックスレスに悩んだときの対処法」がなんと、アクセスランキング1位だったそうです! 少しでも多くの方へのサポートやアド

    モデル・エリーローズが中学生時代、イギリスの女子寄宿学校で学んだ「性教育」(エリー ローズ)