イタリアはもちろん、世界のピッツァ職人たちからも信頼の厚いナポリの小麦粉メーカー「カプート」。日本で輸入を行う「モンテ物産」では、ピッツァ職人育成のサポートに力を入れています。今回はそんな活動の一つ、「ピッツァイオーロのためのナポリピッツァ講習会」の様子をレポート。講師を務めた「ピッツェリア ダ・アオキ タッポスト」の青木嘉則さんの技術、ナポリピッツァへの強い思い、そして生地の味を支えるカプートの魅力を追います。 青木さんが自店を開いたのは1999年。修業時代を含めて22年間もナポリピッツァを作り続けている、日本でも長い経験を持つピッツァ職人です。「修業先がカプートの『サッコロッソ・リンフォルツァート』を使っていたので、僕もずっとカプートを愛用しています」。修業先とは、ナポリ湾に浮かぶイスキア島にある名店「ダ ガエターノ」。昔ながらのナポリピッツァを作るこの店で、彼は伝統的な技術、考え方を